高校日本一を決める大会、第37回全国選抜高校テニス大会(福岡・博多の森テニス競技場/砂入り人工芝)は21日、開会式と組み合わせ抽選が行われ、22日から始まる団体戦の対戦カードが決定した。
開会式は博多の森テニス競技場のセンターコートで開催され、男女各48校の入場行進が行われた後、昨年度優勝校の男子・柳川(福岡)と女子・園田学園(兵庫)による優勝旗および優勝杯の返還が行われた。
その後、20回出場記念として女子の湘南工大付(神奈川)と高松北(香川)の2校に記念の盾が贈呈された。
そして、初出場校の札幌西(北海道)のキャプテン寺嶋祐大による選手宣誓が行われ開会式は終了した。
センターコートでは出場選手達を歓迎するアトラクションが行われた後、注目される組み合わせ抽選会が行われた。
組み合わせ抽選会は各地区優勝校から順にキャプテンが抽選箱から番号を引いていき、最後にシード4校が1回戦免除となるドロー表の四隅の抽選を行う方式で、男子が終了後に女子が行われた。
男子では昨年の選抜・インターハイの準優勝校、東海大菅生(東京)が、シード校と2回戦で当たる番号2を引くと会場はどよめき、その東海大菅生と1回戦で当たることになる番号3を近畿大会3位で12年連続出場の東山(京都)が引くと、さらに大きなどよめきが起こった。
この両校の勝者と2回戦で対戦する番号1は、第33回・第35回大会の優勝校、相生学院(兵庫)に決まった。
女子では、昨年の選抜・インターハイの準優勝校、湘南工大付がシード校の沖縄尚学(沖縄)の隣の山に、そして昨年ともに3位の富士見丘(東京)と今回シード校の愛知啓成(愛知)も隣の山となっており、それぞれが順当に勝ち上がると3回戦で当たることになる。
今大会は22日から26日にかけて団体戦、24日から27日にかけて個人戦が行われ、団体・個人ともトーナメント戦で団体戦はダブルス2本、シングルス3本の計5試合のうち3勝をした高校が勝ち上がる。
個人はシングルスのみ行われ、各出場校のNo.1に登録された選手が出場資格を得られ、自校の団体が終了した時点から出場する変則型のトーナメント方式で行われる。(団体決勝に勝ち上がったチームのNo.1選手は、個人の準決勝から出場する)
また個人戦の優勝者は全米オープンジュニアの予選出場資格が与えられる。
▼男女各48校が入場
▼出場選手を多くの観客が見守る
▼選手宣誓に臨む札幌西の寺嶋祐大
▼抽選後に番号を発表(写真は城南学園)
▼男子団体ドロー表
▼女子団体ドロー表
■関連ニュース■・全国選抜高校テニス 本日開会・男子団体、柳川18度目の栄冠・女子団体、園田12度目の優勝
■最新ニュース■・宮村、好調の吉冨抑え優勝・仁木と今井が単決勝で対決・井藤組が早稲田組下し優勝