男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー、賞金総額3,830,295ユーロ/優勝賞金628,100ユーロ)は16日、男子シングルス準々決勝が行われ、昨年覇者で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第7シードの
D・フェレール(スペイン)を6-4, 6-4のストレートで下し、2年連続の決勝進出。この試合でジョコビッチはスーパーショットを披露した。
第2セットの第2ゲーム、両者ロングラリーの接戦から、ジョコビッチがバックハンドのドロップショットで仕掛ける。
そのボールをフェレールに難なく拾われ、ジョコビッチはフェレールの足元に沈めるも、短いボレーで返球される。ベースライン上にいたジョコビッチは、ダッシュで拾うが、ここでジョコビッチが選択したショットがロブ。
ジョコビッチはツアーの中でもフットワークに定評のあるフェレールがボールに追いつけず脱帽するほどの芸術的なロブを決め、自国であるセルビアの国旗を持ったテニスファンがスタンディングオベーションするほどのスーパーショットを決めた。
ジョコビッチは、決勝で第2シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する。
両者は過去38度対戦しており、ジョコビッチはフェデラーとの通算対戦成績を18勝20敗、クレーコートだけでは3勝4敗としている。
現在27歳のジョコビッチは、同大会2008・2011・2014年と3度の優勝を飾っており、今回4度目、2年連続の優勝を狙う。
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