男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー、賞金総額3,830,295ユーロ/優勝賞金628,100ユーロ)は14日、男子シングルス3回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が予選勝ち上がりの
T・ベルッチ(ブラジル)に5-7, 6-2, 6-3と苦戦を強いられるも勝利し、
錦織圭(日本)の待つ準々決勝に駒を進めた。
両者は今回が3度目の対戦となり、今回ジョコビッが勝利したことによって対戦成績を3勝0敗とした。
この試合第1セット、ジョコビッチはベルッチの攻めに押され、3度のブレークチャンスを全てものにすることが出来ず、ベルッチに1度のブレークを許して第1セットを落とす。
だが、ジョコビッチは第2セットから世界ランク1位である意地を見せ、鋭いストロークでベルッチに1度もブレークする隙を与えないプレーを披露して巻き返す。
ファイナルセットでもジョコビッチの勢いは止まらず、ベルッチに1度のブレークを許すも、それを上回る2度のブレークに成功。最後はベルッチのフォアハンドがアウトし、2時間の接戦を制して準々決勝進出を決めた。
勝利したジョコビッチは、同日に行われた3回戦で
V・トロイキ(セルビア)をストレートで下した日本のエース錦織圭と準々決勝で対戦する。
世界ランク1位のジョコビッチは、未だタイトルの無い全仏オープンで初優勝、キャリアグランドスラム達成を狙っており、その前哨戦の1つである今大会で優勝を狙う。
一方対戦相手である錦織は、先日行われたムチュア・マドリッド・オープン男子でマスターズ大会初優勝を狙っていたが、準決勝で
A・マレー(英国)にストレートで敗れて叶わなかった。今大会でマスターズ大会初優勝を狙う。
《錦織 ナダルとの決勝ならず》
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