男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー、賞金総額3,830,295ユーロ/優勝賞金628,100ユーロ)は13日、男子シングルス2回戦が行われ、第4シードの
R・ナダル(スペイン)が予選勝ち上がりの
M・イルハン(トルコ)に6-2, 6-0で快勝し、3回戦進出を決めた。
両者は今回が初の対戦となった。
試合を通して、ナダルはファーストサービスが入った時に92パーセントという高い確率でポイントを獲得し、イルハンに1度もブレークを許さず、自身は5度のブレークに成功して1時間14分で勝利し、問題なく3回戦に進んだ。
先日行われたムチュア・マドリッド・オープン男子決勝で
A・マレー(英国)に敗れたことが響き、世界ランク7位にまで落ちたナダルは、今季のクレーシーズンで思うような結果が出せていない。
《ナダル 10年ぶりトップ5転落》だが、この試合ではその不調さを感じさせず、フォアストロークの調子が良かったナダルは攻めるストロークでポイントを重ねて自身のペースを掴み、1度もイルハンに主導権を握らせない完璧なプレーを見せて勝利した。
ナダルは同大会で2005・2006・2007・2009・2010・2012・2013年と7度タイトルを獲得しているも、昨年の決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて大会3連覇を阻まれている。
《ナダルvsジョコビッチ 2014年BNLイタリア国際決勝》勝利したナダルは、3回戦で第16シードの
J・イズナー(アメリカ)と対戦する。
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