テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は21日、男子シングルス2回戦が行われ、第3シードの
R・ナダル(スペイン)が予選勝ち上がりの
T・スミチェク(アメリカ)を6-2, 3-6, 6-7 (2-7), 6-3, 7-5のフルセットを制し、3回戦進出を決めた。
この試合、第1セットはナダルがスミチェクにブレークチャンスを与えること無く、2度のブレークに成功し先取するが、第2セットに入ると流れが変わりスミチェクが勢いづき、3度のブレークチャンスを許し追いつかれる。
スミチェクの勢いづくと同時に、腹痛を催しているナダルはいつもの俊敏さが欠けていた。
第3セットでも第2ゲームで先にブレークを許すナダルは直後にブレークバックに成功。
第5ゲームでブレークチャンスを活かすことができずに終えたナダルは、トレーナーを呼び薬をもらい飲む。
その後第7ゲームでナダルはこのセット、2度目のブレークに成功したナダルはチェンジエンドの際にコーチのトニから再び薬をもらい飲む。
第9ゲームをラブゲームでサービスキープしたスミチェクにナダルは第10ゲームでブレークを許し、終盤で追いつかれるとタイブレークへ突入する。
タイブレークでナダルは2ポイント目で早くもミニブレークを許し、このセットを落とす。
後が無くなったナダルはサービスゲームで、スミチェクのボディにサービスを多く打ち、サービスをキープし、第6ゲームでブレークに成功するとこの1ブレークを守り、第4セットを取る。
体調もテニスの調子も良くならないまま迎えたファイナルセット、第7ゲームでナダルはブレークチャンスを掴むも活かすことができず、顔を覆うしぐさを見せる。
両者ブレークチャンスが無いまま第11ゲームまで進み、スミチェクのバックハンドのアウト、ナダルのバックハンドのパッシングショット、渾身のフォアハンドを決めブレークチャンスが訪れると最後はスミチェクがボールをネットにかけ、ナダルが先にブレークに成功した。
気力でペースを戻してきたナダルは最後の第12ゲームを3ポイント連取しマッチポイントを掴むも、活かすことができずデュースとし、バックハンドのダウンザラインを決め再びマッチポイントを掴むと4度目のマッチポイントで4時間12分の死闘を制した。
両者は初対戦となり、勝利したナダルは3回戦で第28シードの
L・ロソル(チェコ共和国)を7-6 (7-2), 5-7, 7-5, 6-3で下した
D・セラ(イスラエル)と対戦する。
■関連ニュース■ ・ナダル 新ラケットで全豪臨む・ナダル 復帰後ツアー初勝利・ナダル 「優勝候補は自分以外」
■最新ニュース■ ・錦織 2回戦は1試合目・デル=ポトロが再手術・フェデラー 16年連続3回戦
■最新動画■ ・錦織 圭vsフェレール【ツアー最終戦】・ジョコビッチvsワウリンカ【ツアー最終戦】