男子テニスツアーのATPワールド・ツアー250大会であるエストリル・オープン男子(ポルトガル/エストリル、クレー、賞金総額494,310ユーロ/優勝賞金80,000ユーロ)は1日、シングルス準々決勝が行われ、第7シードの
N・キリオス(オーストラリア)が
R・ハーセ(オランダ)を6-3, 6-4のストレートで下し、ATPツアー初のベスト4進出を決めた。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、キリオスはファーストサービスが入った時に78パーセントの確率でポイントを獲得し、ハーセに1度のブレークを許すもそれを上回る3度のブレークに成功して、56分で勝利をものにした。
準決勝でキリオスは、
P・カレノ=ブスタ(スペイン)と対戦する。
20歳のキリオスは、昨年のウィンブルドンで
R・ナダル(スペイン)を破り、グランドスラム初のベスト8進出を果たした。
そして地元オーストラリアで行われた今年の全豪オープンでも、ベスト8入りとグランドスラムで良い成績を残しているキリオスだが、今までは下部大会を中心に回っていたこともあり、ツアー大会での成績は残せていなかった。
しかし、今大会は1回戦で
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)との接戦を制すと、その後の2回戦で
F・クライノビッチ(セルビア)をストレートで下し、ハーセに勝利してATPツアー初の4強入りを決めた。
一方、敗れたハーセは、今大会の2回戦で第1シードの
F・ロペス(スペイン)に勝利しての勝ち上がりとなったが、20歳のキリオスに敗れてベスト4進出とはならなかった。
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