男子テニスツアーのATPワールド・ツアー250大会であるBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、賞金総額494,310ユーロ/優勝賞金80,000ユーロ)は28日、シングルス1回戦が行われ、21歳の
D・ティエム(オーストリア)が24歳の
V・ポスピシル(カナダ)を5-7, 6-4, 7-6 (11-9)の逆転で下し、2回戦進出を決めた。
この試合、ティエムはポスピシルに13度のサービスエースを決められるも3度のブレークに成功、ファイナルセットでティエムは2度のマッチポイントをしのぎ2時間8分で勝利した。
両者は初対戦で、勝利したティエムは2回戦でラッキールーザーのB・トリンカー(オーストリア)を6-2, 7-6 (7-3)で下した第8シードの
F・フォニュイーニ(イタリア)と対戦する。
ティエムは昨年のムチュア・マドリッド・オープン2回戦で
S・ワウリンカ(スイス)を破り一躍注目を集め、この試合はATPが選んだ2014年の番狂わせランキングで4位に選出されている。
《ティエムvsワウリンカ マドリッド・オープン2014年》その後7月に行われたベット・アット・ホーム・カップでATPツアー初の準優勝、全米オープン4回戦進出、今年3月に行われたマイアミ・オープンではベスト8進出を決めている。
クレーシーズンに入り、モンテカルロ・ロレックス・マスターズとバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルで初戦敗退していたティエムだが、今大会でクレー初勝利をあげた。
敗れたポスピシルは現在世界ランク61位としているが、自己最高位は2014年1月に記録した25位が最高。ビッグサーブを武器にシングルスのタイトルは無いが、
J・ソック(アメリカ)とコンビを組むダブルスで2014年のウィンブルドン、今年3月に行われたBNPパリバ・オープン優勝など4つのタイトルを持つ。
《ポスピシル/ ソック 2014年ウィンブルドン優勝》今年3月に行われたデビスカップ ワールドグループ1回戦ではポスピシルはカナダの主力メンバーとして日本と対戦、初日のシングルスは
錦織圭(日本)に敗れるも、2日目のダブルスと3日目のシングルスに出場し2勝をあげ、チームの勝利に大きく貢献した。
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