ユニクロは、男子テニス世界ランク5位の
錦織圭(日本)や同ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)、車いすテニスプレイヤーの
国枝慎吾(日本)が全仏オープンで着用するウエアを5月26日から、ユニクロ一部店舗、オンラインストアにて発売する。
全仏オープンから3選手が着用するウエアは、東レと共同開発した高機能素材「ドライEX」の新素材をメインボディに採用し、従来の素材と比較し、約20パーセントの軽量化に成功。
長時間コート上で 戦うアスリートにとってウエアの軽量化は、パフォーマンスに直結する大切な要素の一つ。この素材は、競技の特性上、より 素材の軽量性が重要になるユニクロ女子陸上部のウエア開発にヒントを得て、 新たに開発した新素材で、マスターズゴルフ2015でも出場したプロゴルファー アダム・スコットも、 トーナメントで着用したポロシャツにも採用されている。
普段からファッションにもこだわりを持ちカジュアルなデザインが好みの錦織が着用するモデルには、今シーズンのトレンド、カラーブロックデザインを提案。50を超えるデザイン画のやり取りを重ね、最終的には10組の配色から、全仏オープンにちなみ青、白、赤のトリコロールカラーに決定。試合中、汗をかきやすい脇下部分には、より通気性の高いメッシュパネルを配置し、衣服内の通気性を高めている。オンコートで着用するゲームウエアとしての機能性は十分ながら、ポロシャツが持つ本来のカジュアルな印象を与えるデザインに仕上げた。錦織は襟付きのポロシャツ、国枝はVネックTシャツを着用する。
ジョコビッチ着用モデルのデザインテーマは、全豪オープンから引き続き「INVISIBLE(インビジブル・不可視)」。赤土が特徴の大会会場ローラン・ギャロスをイメージしたオレンジ色を使用し、対比として黒を入れることで王者としての強さを表現。ウエアデザインには、試合数も多く戦うジョコビッチのため、ベンチレーション(通気)に工夫を施している。背面には、俯瞰(ふかん)的に見て相手の弱点を突く、強さで畳み掛けるといった彼のプレースタイルから連想された“鷹”が翼を広げたようなデザインを、 編み目の大きさの異なるメッシュ素材を縫い合わせることで描いている。シンプルな中にも工夫されているものを好むジョコビッチの意見から“全ては勝利のために”計算されたウエアに仕上がっている。
■錦織圭のコメント
「普段からファッションに興味があるので、今回デザインからユニクロと一緒に作れたことはとても幸せです。いつも以上に愛着を持てそうです。コート上で着るゲームウエアですが、日常生活でも着られそうなデザインで、お気に入りの一枚に仕上がりました。青、白、赤のトリコロールカラーのゲームウエアを着て、フランスの観衆も味方につけて、頑張りたいと思います。また、今回から新採用された 軽量性の新素材も大変気に入っています。」
■ジョコビッチのコメント
「プレーをするうえでウエアはラケットやシューズなどと同様、重要なギアの一つであると考えています。だからこそ、試合で着用するゲームウエアには勝利につながる工夫を常に求めており、ユニクロの商品開発チームは、そのリクエストに常に答えてくれます。本大会のゲームウエアから、より通気性の高い素材を多用しながらデザインとしても成立しており、完成度の高いウエアに仕上がりました。今年のゲームウエアのデザインテーマである、『INVISIBLE(インビジブル・不可視)』は、私自身大変気に入っているテーマです。」
ノヴァーク・ジョコビッチ
■国枝慎吾のコメント
「私はゲームウエアの採用されている『ドライEX』という素材が大変気に入っています。試合中汗をたくさんかく私ですが、吸汗速乾性に優れた素材は、いつもさらっとした着心地を提供してくれます。プレー中に背中に熱がこもりやすい車いすテニスならではの背面メッシュという工夫も、大変気に入っています。勝負カラーの赤で再び優勝を目指したいと思います。」
国枝慎吾
全仏オープンは5月24日から開幕する。
錦織着用モデル
ジョコビッチ着用モデル
国枝慎吾着用モデル
キャップ
リストバンド
ソックス
日本国内ではオンラインストアと店舗ではユニクロ銀座店、ビックロユニクロ新宿東口店、UNIQLO OSAKA店、ユニクロ心斎橋店、ユニクロ 札幌エスタ店、ユニクロ 広島八丁堀店、ユニクロ キャナルシティ博多店の7店舗で販売を予定している。
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