男子国別対抗戦であるデビスカップのワールドグループ1回戦 フランス対ドイツは7日、大会2日目のダブルスに登場した
J・ベネトー(フランス)/
N・マウー(フランス)組が
B・ベッカー(ドイツ)/
A・ベゲマン(ドイツ)組を6-4, 6-3, 6-2のストレートで下して3勝目をあげ、6年連続ベスト8進出を決めた。
この試合、ベネトー/ マウー組はファーストサービスが入った時に90パーセントと高い確率でポイントを獲得し、ベッカー/ ベゲマン組に1度もブレークを許さないサービスゲームを展開。試合を通して4度のブレークに成功した。
第1セットを先取したベネトー/ マウー組が、第2セットの第8ゲームでブレークに成功し、最後はベッカーのリターンがアウトしてこのセットを連取した。
第3セットでも第1ゲームからブレークに成功したベネトー/ マウー組は、第5ゲームでもベネトーがベッカーの頭上を越すロブを放ちブレークし、最後はベッカーのフォアハンドのリターンがネットにかかり、ベネトー/ マウー組がストレートで勝利をおさめた。試合時間は1時間49分だった。
フランスは今大会、初日のシングルス2試合には
G・シモン(フランス)、
G・モンフィス(フランス)が登場し、シモンは
J・シュトルフ(ドイツ)を4時間24分に及ぶ試合を制して1勝目をあげ、モンフィスは
P・コールシュライバー(ドイツ)を6-4, 7-5, 7-6 (7-4)のストレートで下して2勝0敗で準々決勝進出に王手をかけ、大会2日目を迎えていた。
《昨年準Vフランス 好スタート》フランスは過去のデビスカップでは、1927・1928・1929・1930・1931・1932年と6連覇を果たし、その後は1991・1996・2001年とデビスカップで歴代3位となる計9度の優勝を飾っている。
昨年、準決勝で同大会で3連覇を狙うチェコ共和国から3勝をあげて決勝進出を決め、決勝では
R・フェデラー(スイス)、
S・ワウリンカ(スイス)擁するスイスに敗れて準優勝に終わっていた。
今回は昨年フランス代表として出場した
R・ガスケ(フランス)、
JW・ツォンガ(フランス)を欠いている中、シモン、モンフィス、ベネトー、マウーの4選手で8強入りを決めた。
1回戦突破を果たしたフランスは、7月17日から19日に行われる準々決勝で
A・マレー(英国)を擁するイギリスと
J・イズナー(アメリカ)、ブライアン兄弟を擁するアメリカの勝者と対戦する。
フランス対ドイツの組み合わせは以下の通り。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:
○G・シモン vs
●J・シュトルフ 7-6 (7-4), 2-6, 6-7 (1-7), 6-2, 10-8
・シングルス第2試合:
○G・モンフィス vs
●P・コールシュライバー 6-4, 7-5, 7-6 (7-4)
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:
○J・ベネトー/ N・マウー 6-4, 6-3, 6-2
●B・ベッカー/ A・ベゲマン
【大会3日目】
・シングルス第1試合:
G・シモン vs P・コールシュライバー
・シングルス第2試合:
G・モンフィス vs J・シュトルフ
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