3月6日から8日にかけて行われる男子国別対抗戦であるデビスカップのワールドグループ1回戦に登場するフランスが、ドイツとの対戦へ向けての布陣を火曜日に発表し監督の
A・クレマン(フランス)氏が世界ランク19位の
G・モンフィス(フランス)を招集する事を明かした。
モンフィスは先週、疲労を理由にワールドグループでの戦いから身を引く決断を下していた。そしてそれはコーチであるヤン・デ=ウィット氏からのアドバイスでもあった。
しかし発表された布陣には、
G・シモン(フランス)、
R・ガスケ(フランス)、デビスカップ初出場となる
N・マウー(フランス)と共にモンフィスも名を連ねていた。
デ=ウィット氏は、今年からモンフィスのコーチとして指導を始めており、彼は短期間ではあっても公式戦から離れて一緒にトーニングする時間を持ちたいとモンフィスに求めていた。
しかしクレマン氏曰く、モンフィスはクレマン氏に電話をかけて気持ちが変わった事を伝え、ワールドグループへの出場が可能である事を伝えたと語った。
「彼(モンフィス)は布陣に加わってデビスカップで戦いたいと言う意思を伝えて来た。大きな喜びであり安堵でもあった。彼のそんな前向きな姿勢を見れて嬉しかったし、それが来週のワールドグループでの好成績につながればと願っている。」とクレマン氏は気持ちを述べていた。
モンフィスはこれまでもデビスカップでは良い結果を残していた。シングルスに12回出場し10勝を飾っている。
モンフィスはレポーターからの電話でのインタビューで、コーチと長い話し合いを持ち結局同じ決断に至ったと語った。
「その後クレマン氏に電話をかけて、選ばれても出場を拒否するとは一度も言っていないと彼に伝えたんだ。可能であればその期間は休養を取れたらと言う気持ちを表したけど、彼が自分を必要とし選んでくれたら、これに答えるとも伝えたのさ。」とモンフィスは交わされた会話の内容を明かしていた。
フランスは昨年、デビスカップの決勝へ進んだが初優勝を飾ったスイスの前に敗退していた。来週末に行われる1回戦では、敵地フランクフルトでドイツと対戦する。昨年の準々決勝でも対戦した両国。その時はフランスが0ー2の劣勢から逆転勝利を飾っていた。
現在フランスのナンバー1選手である
JW・ツォンガ(フランス)は、未だ右前腕の怪我の治療中のために出場は不可能。そんな中、好調を続けるシモンがチームをリードする。先週フランスはマルセイユで行われたオープン13大会では、決勝戦でシモンがモンフィスを下し、自身12回目の優勝を果たしていた。
ドイツ監督の
M・コールマン(ドイツ)氏は、
P・コールシュライバー(ドイツ)、
B・ベッカー(ドイツ)、
J・シュトルフ(ドイツ)、
A・ベゲマン(ドイツ)を招集しフランスへ挑む。
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