男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対カナダ戦は7日、大会2日目のダブルスに登場した
添田豪(日本)/
内山靖崇(日本)組は
D・ネスター(カナダ)/
V・ポスピシル(カナダ)組に5-7, 6-2, 3-6, 6-3, 3-6のフルセットの末に敗れ、日本は通算1勝2敗とカナダに逆王手を許してあとがなくなった。
大会初日は第1試合に登場した
伊藤竜馬(日本)が
M・ラオニチ(カナダ)に敗れ、第2試合では日本のエース
錦織圭(日本)がポスピシルに勝利して1勝1敗で大会2日目を迎えた。
この試合、第1セットで先にブレークに成功したのは添田/ 内山組だったが、その後すぐにブレークバックを許し、最終ゲームとなった第12ゲームではチャンスボールをポスピシルが叩いてブレークを許し、第1セットを落とす。
第2セットは第3ゲームでネスターがバックハンドをアウトしてブレークに成功。その後第5ゲームでも添田がバックのリターンエースを決め、2度目のブレークに成功して大きくリードし、添田/ 内山組が第2セットをゲームカウント6-2で奪い返す。
しかし、第3セットでネスター/ ポスピシル組がギアを上げ、第2ゲームで添田/ 内山組はブレークを許し、第3ゲームではネスターのダブルフォルトでブレークバックのチャンスが訪れていたが、このチャンスを活かせずにしのがれる。
その後は第9ゲームでネスター/ ポスピシル組のセットポイントを2度しのぐ粘りを見せた添田/ 内山組だが、ギアを上げてきたポスピシル/ ネスター組のサービスを崩すことが出来ず、第3セットを落とした。
続く第4セット、ここにきてポスピシルのミスが目立ち、第2ゲームで添田/ 内山組がブレークに成功。第5ゲーム終了後にポスピシルは、トレーナーを呼んで右肩のマッサージを受ける場面も見られた。
その後も添田/ 内山組は2度のブレークチャンスを与えるも、しのいでサービスをキープして第4セットを取り返しファイナルセットへと持ち込む。
ファイナルセットでは、序盤は両者サービスキープが続くも、第6ゲームで添田/ 内山組がネスター/ ポスピシル組にブレークチャンスを与えてしまうも、スマッシュを決めてピンチをしのぎ、最後は内山靖崇がサービスエースを決めてキープする。
しかし、第8ゲームで添田豪がダブルフォルトと痛恨のミスを犯し、ラブゲームでブレークを許してしまい、フルセットの末に敗れた。
添田豪と内山靖崇は、先日行われた島津全日本室内テニス選手権でペアを組みダブルスに出場し、決勝で敗れたが準優勝を飾っている。
昨年行われた日本対カナダ戦で内山靖崇は錦織圭と組んで出場し、ネスター/
F・ダンチェビッチ(カナダ)組を6-3, 7-6 (7-3), 4-6, 6-4で下し、ワールドグループ制以降初のベスト8進出へ向け大きな1勝をあげていた。
一方、添田/ 内山組と対戦したポスピシルはダブルスランキング15位で、昨年のウィンブルドンで自身初タイトルを獲得すると7月に行われたアトランタ・オープン、10月に行われたスイス・インドア優勝と3勝をあげ、ダブルスの才能が開花した。
パートナーのネスターは42歳のベテランでダブルスランキングは5位。
N・ジモニッチ(セルビア)と長く組み活躍しダブルス87勝を上げている。今年は
R・ボパンナ(インド)と組み今季既に2勝をあげている。
前回の対戦でダブルスを制したのは日本だったが、今回はダブルス巧者に善戦するも勝利をあげることが出来ず、カナダに先に2勝目を許すこととなった。
日本とカナダ戦の組み合わせは、以下の通り。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:
●伊藤竜馬 vs
○M・ラオニチ 2-6, 1-6, 2-6
・シングルス第2試合:
○錦織圭 vs
●V・ポスピシル 6-4, 7-6 (7-5), 6-3
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:
●添田豪/ 内山靖崇 5-7, 6-2, 3-6, 6-3, 3-6
○D・ネスター/ V・ポスピシル
【大会3日目】
・シングルス第1試合:
錦織圭 vs M・ラオニチ
・シングルス第2試合:
伊藤竜馬 vs V・ポスピシル
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