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辛勝のナダル 「苦し過ぎた」

テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は21日、男子シングルス2回戦が行われ、第3シードのR・ナダル(スペイン)が予選勝ち上がりのT・スミチェク(アメリカ)を6-2, 3-6, 6-7 (2-7), 6-3, 7-5の接戦で下し、3回戦進出を決めた。

メイン・スタジアムであるロッド・レーバー・アリーナのナイトマッチに登場したナダルは、そのアリーナでは数々の熱戦を繰り広げて来た。2009年にはR・フェデラー(スイス)を下し優勝を飾り、2012年の決勝戦ではグランドスラムの決勝戦として史上最長となる5時間53分の死闘をN・ジョコビッチ(セルビア)と戦い惜しくも敗退していた。

14回のグランドスラム優勝を持つナダルだが、世界ランク112位で予選を勝ち上がったスミチェクから4時間12分で勝利を手にした瞬間、コートに膝から崩れ落ちる姿が見られるほど苦しい試合だった。試合の途中では体調不良から薬を飲む場面も見られた。

「第1セットが終えた時、体調が悪くかなりの疲労を感じ始めていた。とても不安な状態になっていた。第3セットではサービスを打つときには、吐き気も感じていたほどだった。本当に気分が悪かった。」とナダルは試合中の気持ちを語っていた。

「とても苦しかった。苦し過ぎた。そんな中でも良かった事は最後には勝つチャンスが訪れたと言う事。でも今は体を回復させたいと思っている。」と勝利への安堵の思いも加えていた。

第3シードのナダルは昨年のウィンブルドン以降、今大会まで公式戦は4大会にしか出場していなかった。それは右手首の怪我や虫垂炎の手術などに悩まされていたからだった。

第3セットの途中で胃の変調から薬を飲んだナダルは、らしからぬミスを連発し、第3セットのセットポイントではダブルフォルトを犯すなど、明らかに普段のナダルではなかった。

今回が自身8度目のグランドスラムで、今まで一度も勝利を上げた事がないスミチェクは、1本1本に集中していた。これまでトップ10選手から勝利を飾った事がない彼はナダル相手に先に2セットを奪っていた。

ナダルは試合中に痛みから体をよじったり、ラケットにもたれ掛かって休むシーンが度々見られた。それは第5セットの第11ゲームでスミチェクからブレークを奪うまで続いていた。

この日の最後のゲームとなったナダルのサービスゲームでは、ナダルが30ー0とリードした場面でナダルがサービスを打つ瞬間に観客が叫び声を上げた。フォルトとなったそのサービスだったが、スミチェクがサービスの打ち直しを要求するスポーツマンシップを見せていた。

「彼(スミチェク)のプレーを称賛したい。彼は真のジェントルマンだ。第5セットの最後に見せた行為は信じられないものだった。今日彼が行った事は素晴らしいお手本になる。」とナダルはスミチェクのプレーを称賛していた。


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(2015年1月22日16時51分)

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