男子テニスの今季最後を飾るATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル/ 優勝賞金総額192万ドル)は11日に行われるグループBの予選ラウンドロビンに
錦織圭(日本)が登場。予選2試合目で世界ランク2位の
R・フェデラー(スイス)と対戦する。
両者は過去に4度対戦しており、対戦成績は2勝2敗となっている。そのうちハードコートでの対戦成績は1勝1敗としている。
直近の対戦となったのは今年6月にグラスコートで行われたゲリー・ウェバー・オープン準決勝で、その時は錦織がストレートで敗れている。
《錦織 芝でフェデラーに及ばず》錦織が最後にフェデラーに勝利したのは、今年3月のハードコートで行われたソニー・オープン男子準々決勝で、その時は錦織が逆転でフェデラーを破って大会初のベスト4進出を決めた。
《錦織がフェデラー下す番狂わせ》アジア勢男子初の出場となった錦織は、予選ラウンドロビン1試合目で
A・マレー(英国)と対戦。ストレートでマレーから初めて勝利をあげて同大会のデビュー戦を飾った。
《錦織vsマレーの記事はこちら》錦織は、先日行われたBNPパリバ・マスターズの準々決勝で
D・フェレール(スペイン)を下して今大会の出場権を獲得。その後発表された世界ランキングでは、自己最高位でアジア勢男子初となる5位に浮上した。
一方、錦織と対戦する元王者フェデラーは今季は5勝をあげており、10月13日に発表された世界ランキングではナダルを抜き、昨年5月以来の世界ランク2位に返り咲いた。
今大会の予選ラウンドロビン1試合目では、
M・ラオニチ(カナダ)をストレートで下して準決勝進出に向け1勝を上げた。フェデラーとラオニチは先日のBNPパリバ・マスターズでも対戦しており、その時はフェデラーは初めてラオニチに敗れるも、今回は初めて敗れたリベンジを果たした。
フェデラーは同大会2003年に初優勝を飾っており、2004・2006・2007・2010・2011年と6度の優勝を誇る。今回は7度目のタイトル獲得を狙う。
錦織とフェデラーの注目の一戦は、日本時間11月11日23時以降(現地時間では11月11日14時以降)に開始予定で、第2試合に組まれている。
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