男子テニスツアーのイフ・ストックホルム・オープン(スウェーデン/ストックホルム、ハード、賞金総額約59万ユーロ/優勝賞金約9万4千ユーロ)は18日、シングルス準決勝が行われ、大会2連覇を狙う第2シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が
B・トミック(オーストラリア)を6-3, 7-5のストレートで下し、2連覇に向け決勝進出を決めた。
この試合、ディミトロフはファーストサービスが入った時79パーセントの確率でポイントを獲得し、トミックから3度のブレークに成功し1時間19分で勝利した。
両者は2度目の対戦となり、ディミトロフはトミックに2勝0敗とした。
勝利したディミトロフは決勝で予選勝者の
M・バッヒンガー(ドイツ)を7-6 (9-7), 6-4で下した第1シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と対戦する。
ディミトロフは昨年の同大会で
D・フェレール(スペイン)を下し、ツアー初優勝を果たした。
《ディミトロフ ツアー初優勝》その後、今年に入り全豪オープン準々決勝で
R・ナダル(スペイン)に大健闘し、2月に行われたアビエルト・メキシコ・テルセル・オープン、4月に行われたBRDナスターゼ・ティリアク・トロフィー、6月に行われたAEGON選手権で優勝を果たし、ウィンブルドンでは昨年覇者の
A・マレー(英国)を破り、
N・ジョコビッチ(セルビア)との熱戦を行うも惜しくも敗れた。
《ディミトロフvsナダル 全豪オープン準々決勝》《ディミトロフvsマレー ウィンブルドン準々決勝》ウィンブルドンを終えて自身初の世界ランキングトップ10入りを果たし、
錦織圭(日本)や
M・ラオニチ(カナダ)らと共に次の世代の選手として最も注目される選手の一人となった。
ディミトロフは11月9日から行われるATPワールドツアー・ファイナル初出場を狙い、現在最終戦ランク11位としている。
出場の可能性は残っているが出場するには今大会、20日から行われるスイス・インドア、27日から行われるBNPパリバ・マスターズでの好成績が求められる。
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