女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は20日、シングルス準決勝が行われ、第3シードの
A・イバノビッチ(セルビア)が第1シードの
A・ケルバー(ドイツ)を7-5, 6-3のストレートで下し、7年ぶり決勝進出を決めた。
この試合、イバノビッチはファーストサービスが入った時73パーセントの確率でポイントを獲得し、ケルバーから4度のブレークに成功し1時間45分で勝利した。
第1セット、イバノビッチは2度連続してブレークを許す展開で始まり、第5ゲーム終了時に雨のため、一時中断となりセンターコートの屋根が閉まる。
再開後は両者サービスキープが続き、第10ゲームでイバノビッチはアプローチボレーを決め先制するとケルバーがバックハンドをアウトし15-40とチャンスが訪れる。その後デュースとなるがケルバーが2ポイント続けてフォアハンドをネットにかけイバノビッチが2度目のブレークに成功し追いつくと、第11ゲームで30-40、アドバンテージとケルバーにチャンスを与えるがイバノビッチが粘りのストロークでデュースに持ち込み、最後はイバノビッチがボレー、バックハンドのアプローチショットを決めサービスキープに成功し、叫ぶ。
第12ゲーム、イバノビッチは2度のエラーを犯すもリターンエースで30-30に持ち込み、ここから3ポイント連取し3度目のブレークに成功し、第1セットを先取する。
第2セットに入り、イバノビッチは中盤でブレークに成功するとケルバーに7度のブレークチャンスを与えるもブレークを許すことなく勝利した。
ケルバー優位で試合が始まったが、中断を経てイバノビッチがサービスをキープしだしてから流れが変わりイバノビッチが7年ぶりとなる決勝に駒を進めた。
敗れたケルバー
両者は7度目の対戦となり、イバノビッチはケルバーに5勝2敗とした。
勝利したイバノビッチは決勝で第2シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)と対戦する。
イバノビッチは勝利後のオンコートインタビューで「キャロリーン(ウォズニアキ)は強い選手なので、とにかく明日はいいプレーをしたいです。ありがとうございました。」とコメントした。
勝利したイバノビッチ
《【東レPPO】残すはシングルス決勝のみ!》
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