女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は20日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)が
G・ムグルサ(スペイン)を6-4, 2-6, 6-2のフルセットで下し、4年ぶり決勝進出を決めた。
この試合、ウォズニアキはファーストサービスが入った時63パーセントの確率でポイントを獲得し、ムグルサから5度のブレークに成功し2時間33分で勝利した。
第1セット、両者サービスキープが続き、ウォズニアキは9度のブレークチャンスをしのぎ、苦しい展開が続くが第10ゲーム、1度のチャンスでブレークに成功し第1セットを先取する。
第2セットの第3ゲームで、ウォズニアキはダブルフォルトでムグルサにブレークチャンスを与えてしまい、次のポイントでリターンエースをダウンザラインに決められ、先にブレークを許す。
直後、ウォズニアキはブレークバックに成功するも第5ゲームで再びブレークを許し、第7ゲームで3度目のブレークを許し第2セットを奪われファイナルセットへ突入する。第2セットではウォズニアキに8度のブレークチャンスが訪れるも1度しかブレークできず、ムグルサの強打の前にウォズニアキはポイントを取りきれないでいた。
第3セット、第1ゲームからウォズニアキは0-40とピンチが訪れ、デュースに持ち込むも5度目のブレークチャンスでブレークされ、リードを許す展開で始まり、第3ゲームではボールをネットにかけ、ラケットでネットを2度叩きつける場面があったがそのゲームをキープし、その後6ゲーム連取し勝利した。
ウォズニアキは17度のブレークチャンスを掴み5度のブレークに成功し、ムグルサに23度のブレークチャンスを与えるも、19度しのぐ苦しい試合を制し、ムグルサのフォアハンドを極力避け、バックハンドにボールを集め粘り勝ちした。
ムグルサはストローク戦ではベースラインよりも前で攻め、積極的にネットにつめ、優勢に見えたが終盤で集中力を切らし、惜しくも敗れた。
敗れたムグルサ
ウォズニアキは勝利後のオンコートインタビューで「本当にガルビン(ムグルサ)のプレーが素晴らしく、厳しい試合でしたが勝ててよかったです。4年前に優勝していて、今回決勝に進むことが出来てとても嬉しいです。明日は上手に、いい試合がしたいです。」と話している。
勝利したウォズニアキ
両者は3度目の対戦となり、ウォズニアキはムグルサに1勝2敗とし、初勝利をなった。
勝利したウォズニアキは決勝で第1シードの
A・ケルバー(ドイツ)と第3シードの
A・イバノビッチ(セルビア)の勝者と対戦する。
2010年の優勝者のウォズニアキは4年ぶり優勝に王手をかけた。
《【東レPPO】準決勝開催中!》
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