女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は19日、シングルス準々決勝が行われ、
G・ムグルサ(スペイン)が
C・デラクア(オーストラリア)を3-6, 7-6 (7-5), 6-3の逆転で下し、準決勝進出を決めた。
この試合、ムグルサはファーストサービスが入った時83パーセントと高い確率でポイントを獲得し、デラクアから5度のブレークに成功し1時間54分で勝利した。
ムグルサは勝利後のオンコートインタビューで「勝ち進むにつれて緊張してしまった。キャシー(デラクア)のプレーが良く、ファーストセットで苦戦しましたがセカンドセットで追いつくことが出来て、落ち着いてファイナルセットをプレーすることが出来ました。」と話したとおり、第2セット4-5で追い込まれたムグルサは、デラクアがサービスの第10ゲームで、勝利を目前にデラクアの自滅に近いプレーでブレークに成功し、タイブレークに持ち込み競り勝つ。
惜しくも敗れたデラクア
ファイナルセット、先にブレークしたのはムグルサだが第4ゲーム、ダブルフォルトで15-40とし、次のポイントでコードボールをフォアハンドで返すがベースラインを割り、ブレークバックを許す。
第5ゲームはムグルサの積極的なプレーでこのセット2度目のブレークに成功すると、チェンジエンドの際にコーチを呼び、集中力を高めた。
ムグルサはファーストサービスの確立を上げ、ラブゲームで第6ゲームをキープすると第9ゲームでこのセット3度目のブレークに成功し逆転勝利を収めた。
「ピンクのウエアはお気に入りです。なのでこのウエアをずっと着ています。」と答え、満面の笑みでオンコートインタビューを終えた。
笑顔で応えるムグルサ
両者は3度目の対戦となり、ムグルサはデラクアに2勝1敗とした。
同大会2度目の出場となるムグルサは、前回出場の2012年では予選2回戦で姿を消し、ランキングも100位台だった。
ムグルサは準決勝で第8シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)と第2シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)の勝者と対戦する。
《【東レPPO】準々決勝開催中!》
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