女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は18日、シングルス2回戦が行われ、今大会第4シードで元世界ランキング1位の
J・ヤンコビッチ(セルビア)は20歳の
G・ムグルサ(スペイン)に6-7 (4-7), 4-6のストレートで敗れた。
今大会は上位4シードは1回戦免除のため、ヤンコビッチはこの試合が初戦となる。
この試合、ヤンコビッチは5度のブレークに成功するもムグルサに6度のブレークを許し1時間59分で敗れた。
ムグルサはベースラインよりも前で攻撃を仕掛け、特にセカンドサービスからのリターンが冴え、そこからポイントにつなげる場面が多く見られた。
勝利したガルビン・ムグルサ
第2セット第9ゲームを終え、ムグルサはコート上にコーチを呼び、集中力を更に上げ、勝利への意欲を高めていた。
カウンターを得意とするヤンコビッチだがこの日は防戦が続き、最終的に押し切られる形となった。また試合途中、ヤンコビッチはジャッジに不満を見せ、フラストレーションをため思うようなプレーを出来ていなかった。
ヤンコビッチは同大会2009年の準優勝が最高成績としており、初優勝とはならなかった。
勝利したムグルサは満面の笑顔で試合を終え、昨年の全仏オープンのリベンジを果たした。
ムグルサは今年の1月に行われたホバート国際でキャリア初優勝を果たし、全米オープンでは15年ぶりベスト16入りを果たした
M・ルチッチ=バーロニ(クロアチア)に敗れるも、全仏オープンではベスト8入りを果たし、若手注目選手として話題を集めた。
また、センターコート2試合目に行われた予選勝者の
M・イラコビッチ(ニュージーランド)と
C・デラクア(オーストラリア)の対戦はデラクアが終始主導権を握り、6-2, 6-4でイラコビッチを下しムグルサとの準々決勝に駒を進めた。
勝利したデラクア
デラクアに敗れたイラコビッチ
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