女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は16日、シングルス1回戦が行われ、
奈良くるみ(日本)が第8シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)に1-6, 6-2, 2-6のフルセットで敗れ、2回戦進出とはならなかった。
試合を終え記者会見では以下のように答えている。
・今日の試合はどうでしたか
「格上だったのでファーストセットからギアを上げて入って行こうと思いました。自分のプレーは悪くないと思うのですが相手のプレーが良かったです。ギアを上げようとして、ペースを速め過ぎてしまいました。セカンドセットでは(コートの)中に入ってプレーをした際にボールのスピードを速め過ぎないように心がけ、それが上手く行きセカンドセットを取ることが出来て良かったです。ただ最後、取りたい時に自分の思うようなパターンが取れないというのがあったので、まだまだ大事なところで自分のプレーをやりきる力が足りなかったです。」
・フォアハンドを参考にしているスアレス・ナバロはどうでしたか
「思っていた以上に強かったです。やっぱり角度のついたボールを打てば打つほど角度のついたボールが返ってくるし、タイミングも思ったより中に入ってきて早かったので、ファーストセットはどうなるかと思ったけど、ここから必死で頑張れたので良い試合だったと思います。」
・ファイナルセットを0-3とリードされ、コーチを呼んだ際、どのような話をしましたか
「やってることは間違っていないという話と、バックからの展開が多かったのでフォアにも打って走らすという事をしようと話しをしました。ファイナルセットは先にリードされましたが、そこで付いて行けるようにならないと上の相手には勝てないと思いました。」
・今後、どのようなプレーを心掛けたいか
「今日は勝ちたくて、すごく悔しい試合になってしまいましたけど、冷静に考えてみればファーストセットを取られて、セカンドセットを取り切った事は自分にとって大きなことだと思うし、相手は勉強になるプレーをしていたので、また一ついい経験になりました。こういう試合を負けても勝っても続けていくというのが今の私にはすごく必要だと思います。」
・去年と比べどう変わりましたか
「去年まではすごくディフェンスの面がしっかりしてきたという印象がありましたが、今年中盤から中に入って展開するパターンが出来てきていてそれが去年とは違うと思います。」
・今後の課題、目標は
「今日の試合もですが、大事なところで自分のパターンに持っていく事が必要になってくると思います。目標は今まで明確な目標を立てていませんでしたが、今はこのレベルでやれている事に充実していますし、負けてもいい試合を続けていくというのが更に上に行くのに必要だと思うので、あまり先を見ずにしっかり今出来る事をやっていきます。」
・どういう試合が良い試合というものなのか
「相手は関係なく、自分のやるべきことをやりきった時が良い試合です。まだまだやる事は有りますが今日やるべきことはやれました。」と答えた。
《【東レPPO】本戦開幕、当日券発売中!》
■関連記事■ ・チブルコワ 快勝で2回戦へ・奈良 第8シードに敗れる・クルム伊達 元1位に及ばず・トップ選手らがパーティーに集結・17歳ベンチッチ GS覇者に快勝
■関連動画■ ・フェデラーが優勝を懸けたポイントで”チャレンジ” その行方は!?・トップ選手が行っている体幹トレーニングを大公開!