テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は2日、男子シングルス4回戦が行われ、第14シードの
M・チリッチ(クロアチア)が元世界ランク6位で第26シードの
G・シモン(フランス)を5-7, 7-6 (7-3), 6-4, 3-6, 6-3と4時間13分の大接戦の末に下し、同大会3度目のベスト8進出を決めた。
両者は今回が5度目の対戦となり、チリッチはシモンとの対戦成績を1勝4敗と初めてシモンから勝利をあげた。
直近の対戦は今年の全豪オープン2回戦で、その時は逆転でシモンが勝利していた。
この試合、チリッチは試合を通して23本のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時に81パーセントと高い確率でポイントを獲得した。さらに、70本のウィナーを放ち、シモンのサービスゲームを3度ブレークに成功し接戦をものにした。
準々決勝でチリッチは、第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と対戦する。
元世界ランク9位のチリッチは、今年のウィンブルドン準々決勝で、
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れてベスト4進出を逃すも接戦を演じた。
《チリッチvsジョコビッチの記事はこちら》今季は2度のタイトルを獲得しており、全米オープンの前哨戦であるロジャーズ・カップ男子は3回戦で
R・フェデラー(スイス)に、翌週のW&Sオープン男子では3回戦で
S・ワウリンカ(スイス)に敗れて姿を消した。
一方、敗れたシモンは、今大会の3回戦で第4シードの
D・フェレール(スペイン)を破っての勝ち上がりとなっていた。
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