テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は2日、男子シングルス4回戦が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が第17シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を6-4, 6-3, 6-2のストレートで下し、大会2年ぶり10度目の準々決勝進出、さらに史上最多グランドスラム43度目のベスト8進出を決めた。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、第1セットから第3・第5ゲームでブレークに成功。ゲームカウント5-1とリードしたフェデラーだが、第7ゲームで3度のセットポイントをものに出来ず、バウティスタ=アグに3ゲーム連取される。しかし、最後はサービスで強さを見せたフェデラーがこのセットをゲームカウント6-4で先取した。
その後、フェデラーは第2・第3セットでも両セット2度ずつブレークに成功し、1時間56分で勝利をものにした。
準々決勝でフェデラーは、第20シードの
G・モンフィス(フランス)と対戦する。
過去同大会でフェデラーは、2004・2005・2006・2007・2008年と5連覇を達成しているが、昨年は
T・ロブレド(スペイン)に敗れて4回戦で姿を消していた。
《昨年同大会の記事はこちら》また、今季に入ってからフェデラーは好成績を収めており、ブリスベン国際男子準優勝、ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権男子優勝、BNPパリバ・オープン男子準優勝、モンテカルロ・マスターズ準優勝、ゲリー・ウェバー・オープン優勝、ウィンブルドン準優勝としている。
先日行われた全米オープンの前哨戦であるロジャーズ・カップは準優勝、W&Sマスターズでは優勝を飾る好調を維持しており、今大会には自信をつけ臨んできている。
《フェデラー優勝の記事はこちら》一方、敗れたバウティスタ=アグは、6月に行われたトップシェルフオープン男子でキャリア初優勝を飾り、7月に行われたメルセデス・カップでは、決勝で
L・ロソル(チェコ共和国)を下して今季2勝目をあげた。
今回は大会初の4回戦進出を決めており、初のベスト8進出を狙うも元王者フェデラーに敗れて4回戦敗退となった。
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