テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は29日、女子シングルス3回戦が行われ、第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)は世界ランク121位の
M・ルチッチ=バーロニ(クロアチア)に6-7 (6-8), 2-6のストレートで敗れる波乱が起きた。
この試合、ハレプは第1セット、両者3度ずつのブレークからタイブレークに突入し、6-8で競り負けると第2セットはブレークチャンスを掴むことなくルチッチ=バーロニに2度のブレークを許し1時間34分で敗れた。
両者は初対戦となり、勝利したルチッチ=バーロニは4回戦で第19シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)を6-0, 0-6, 7-6 (7-5)で下した第13シードの
S・エラーニ(イタリア)と対戦する。
ハレプは今季、全豪オープンで
D・チブルコワ(スロバキア)に敗れベスト8、全仏オープンで
M・シャラポワ(ロシア)に敗れ準優勝、ウィンブルドンで
E・ブシャール(カナダ)に敗れるもベスト4と好成績を収め、7月に行われたBRD・ブカレスト・オープンでは地元優勝を果たしたが、全米オープンの前哨戦にあたるロジャーズ・カップではシャラポワに敗れベスト8とするも、W&Sオープンでは
M・リバリコワ(スロバキア)に敗れ2回戦敗退と不安を残していた。
《ハレプ地元優勝の記事はこちら》女子シングルス上位シード勢で敗れてのはハレプの他に第12シードのチブルコワが1回戦で15歳の
C・ベリス(アメリカ)に敗れ、第4シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)、
A・イバノビッチ(セルビア)が2回戦敗退、第6シードの
A・ケルバー(ドイツ)、第19シードのV・ウィリアムズが3回戦敗退となった。
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