テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は27日、男子シングルス1回戦が行われ、元世界ランク8位の
M・バグダティス(キプロス)は第14シードの
M・チリッチ(クロアチア)に3-6, 1-3の第5ゲーム途中で棄権を申し入れ、1回戦敗退となった。
両者は6度目の対戦となり、バグダティスはチリッチに1勝5敗とした。
バグダティスは同大会の最高成績を2013年に
S・ワウリンカ(スイス)に敗れた3回戦が最高としており、2006年には当時世界ランク8位で臨んだ2回戦、この年の全米オープンで引退を表明していた
A・アガシ(アメリカ)と対戦し、3時間48分に渡るフルセットの熱戦を演じ大会を盛り上げた。
《バグダティスvsアガシの記事はこちら》バグダティスは今季、怪我のため大会出場が少なく今年の2月には世界ランキングを150位台にまで落としていたが、3月に行われたソニー・オープン男子で3回戦に進出し、下部大会3大会で優勝し現在のランキングを86位としている。
チリッチは今年2月に行われたデルレイビーチ国際テニス選手権、PBZザグレブ・インドアで優勝しており、ウィンブルドンでは
N・ジョコビッチ(セルビア)を相手にフルセットの末に敗れるもベスト8進出を果たしている。
《チリッチvsジョコビッチの記事はこちら》勝利したチリッチは2回戦で
I・マルチェンコ(ウクライナ)と
M・キウディネッリ(スイス)の勝者と対戦する。
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