テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)が25日から開催されるにあたり、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が会見を行い、コーチである
S・エドバーグ(スウェーデン)について話した。
昨年は不調に陥っていたフェデラーだが、今年に入って自身のアイドルで元世界1位のエドバーグをコーチとして迎えてから再び息を吹き返した。四大大会で6度の優勝を誇るエドバーグのもと、フェデラーは動きもよくなり、展開の速いプレーで33歳の体への負担も減らすようになっている。実際、ウィンブルドンの決勝では67度もネットに出ている。
これについて、現在はテニスの解説者を務める元世界王者の
J・マッケンロー(アメリカ)は「それは目新しいことでも何でもないし、何年もみんなが言ってきたこと。でもエドバーグが言うからフェデラーも耳を貸したのかも知れない。」と分析する。
フェデラーは「トロントとシンシナティのみならず、エドバーグと二人三脚を始めた最初の週からずっといいテニスができている。大会の勝ち方がわかるとそれに慣れてくる。そして負け方を忘れて、自信が増してくる。そして元通り勝てるようになると、すべてが簡単にみえてくる。」と復活の軌跡を話した。
フェデラーは、今大会1回戦で
M・マトセビッチ(オーストラリア)と対戦する。
両者は、今年のブリスベン国際男子準々決勝で1度だけ対戦しており、その時はフェデラーが快勝した。
《フェデラーvsマトセビッチの記事はこちら》また、フェデラーが今大会で優勝した場合、大会後に発表される世界ランキングでは、怪我で欠場の
R・ナダル(スペイン)を抜いて2013年5月以来の2位に浮上する。
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