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テニスのグランドスラム、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は2日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第26シードのM・チリッチ(クロアチア)を6-1, 3-6, 6-7 (4-7), 6-2, 6-2のフルセットで下し準決勝へ駒を進めた。
ジョコビッチは現在、9年ほど交際を続けているガールフレンドのイェレーナ・リスティッチさんが妊娠中で、第1子の誕生が近付いている喜びを試合後に語っていた。
「出産もどんどん近付いているんだ。お腹もどんどん大きくなっている。私達にとって、新しい人生の始まりでもあるんだ。喜びに溢れているよ。」とジョコビッチは現在の心境を素直に表していた。
また、準々決勝でS・ワウリンカ(スイス)を下し8度目の優勝を狙うR・フェデラー(スイス)は、5歳の双子の女の子と4月に生まれた双子の男の子の4児の父親。
家族との生活について「どんなに大変な毎日を送っているかほとんどの人は分からないだろう。とても忙しい毎日なんだ。だからきちんと段取り良く、そして妻とも気持ちを合わせながらやらなければならないんだ。どうやって育てるかとか、どんな日々を過ごすかとか、どうやって生活して行くかとかね。」と話している。
そしてもうすぐ第1子が誕生するジョコビッチが父親として先輩のフェデラーへアドバイスを求めた事を明かしていた。
「彼(ジョコビッチ)は父親としてツアーを回るのはどんな生活かとか、父親になるのはどんなものかとか聞いて来たんだ。気持ちを満たすような情報を欲しがっていた。彼はかなりエキサイトしていて、とても幸せな気持ちでいると思うよ。自分もジョコビッチに対してもとても幸せを感じている。」と、その時の事を語っていた。
両者は共に準決勝に駒を進め、ジョコビッチは前年のチャンピオンであるA・マレー(英国)を6-1, 7-6 (7-4), 6-2のストレートで下したG・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦し、フェデラーは主催者推薦で出場し快進撃を続けていた19歳のN・キルジオス(オーストラリア)を6-7 (4-7), 6-2, 6-4, 7-6 (7-4)の逆転で退けた第8シードのM・ラオニチ(カナダ)と対戦する。
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