テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦で、日本は強敵カナダを通算4勝1敗で下し、初のワールドグループベスト8進出を果たす快挙を成し遂げた。今回、
錦織圭(日本)とのダブルスで勝利をあげた21歳の
内山靖崇(日本)が、今後の意気込みを語った。
当初、日本からは
杉田祐一(日本)/ 内山靖崇組が出場する予定だったが、杉田祐一から錦織に変更した。
このメンバー変更が功を奏し、ダブルスのスペシャリストである41歳の
D・ネスター(カナダ)と
F・ダンチェビッチ(カナダ)組を6-3, 7-6 (7-3), 4-6, 6-4で下した。
この日の内山靖崇は錦織と息の合ったプレーを披露した。第1セット終盤では、やっと届いたボールを絶妙なロブで上げ、その後はボレーで決めた。さらにネスターとダンチェビッチの間を抜くパッシングショットを放つなど、終始勢いに乗っていた。
この勝利について内山靖崇は「人生で1番の試合が出来た。」と、コメントした。
内山靖崇は昨年の楽天ジャパン・オープンでダブルスで錦織圭とペアを組んでいた。
2014年4月4・5・6日に東京の有明コロシアムで行われる準々決勝に向けて「1回戦を突破出来て、素直に嬉しく思っています。4月までにレベルアップして、準備していきたいと思います。」と、内山靖崇。
日本は4月に2連覇中のチェコ共和国と対戦する。
続けて、内山靖崇は「シングルスをメインにしているけど、どの大会でもダブルスに出場しようとしている。ダブルスもランキングを上げていきたい。」と、話した。
現在、内山靖崇の世界ランキングは、シングルス281位、ダブルスは188位としている。
日本とカナダの対戦結果は、以下の通り。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:錦織圭 ○-×
P・ポランスキー(カナダ)・シングルス第2試合:
添田豪(日本) ×-○ F・ダンチェビッチ
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:錦織圭/ 内山靖崇 ○-× D・ネスター/ F・ダンチェビッチ
【大会3日目】
・シングルス第1試合:錦織圭 ○-× F・ダンチェビッチ
・シングルス第2試合:添田豪 ○-× P・ポランスキー
■関連記事■
《錦織圭が内山靖崇を評価「頼もしいデ杯の一員になる」<デビスカップ>》《錦織圭、日本男子テニス界「若い選手が育ってこないと」<デビスカップ>》《カナダ応援が話題に、添田豪「ある意味お手本」<デビスカップ>》《日本初8強、エース錦織「信じられない気持ち」<デビスカップ>》《錦織「とても大きな事」、日本が初8強入りの歴史的瞬間迎える<デビスカップ>》■関連動画■
《復活の兆し見せるフェデラーが謎のラケットの正体明かす!ATP男子ツアーマガジン Vol.200》《大活躍見せるワウリンカが得意のバックハンドを炸裂!ATP男子ツアーマガジン Vol.200》