テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は14日、女子シングルス1回戦が行われ、22歳の
奈良くるみ(日本)が元世界ランク14位のS・ポンを7-5, 4-6, 6-3のフルセットで下し、大会初の2回戦進出を決めた。
この試合、第3セットの第9ゲームでポンの足に痙攣が起き、試合が一時中断するなどがあるも、集中力を切らさなかった奈良くるみは2時間49分で勝利をものにした。
試合後、奈良くるみは「とにかく精度良くボールをコートに入れて、長いラリーにして、相手に先にミスをさせるか、相手を広く動かす事をイメージしていた。」と、話した。
これまで奈良くるみは、2011・2012年の全豪オープンで本戦出場をかけた予選3回戦で敗れていたが、今年は本戦へストレートインしていた。
2回戦で奈良くるみは、第32シードの
M・リバリコワ(スロバキア)と対戦する。
その他の日本勢女子シングルスでは
森田あゆみ(日本)は初戦突破するも、
クルム伊達公子(日本)と
土居美咲(日本)は初戦敗退となった。
日本勢男子では第16シードの
錦織圭(日本)が2回戦へ進出したが、
添田豪(日本)は第4シードの
A・マレー(英国)に完敗を喫した。
奈良くるみは昨年の全米オープンで予選から勝ち上がり本戦出場、1回戦では、
A・カダントゥ(ルーマニア)をストレートで下し、続く2回戦でも格上の
S・キルスチャ(ルーマニア)をストレートで破り、自身初のグランドスラム3回戦進出を決めた。またHPジャパン女子オープンで、WTAツアー初のベスト4進出を果たした。
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