テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は5日、男子シングルス準々決勝が行われ、アーサーアッシュ・スタジアムのナイトセッションに登場した第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第21シードのM・ヨージニを6-3, 6-2, 3-6, 6-0で下し、7年連続のベスト4進出を決めた。
試合後、世界ランク1位のジョコビッチは「全てのグランドスラムで、ベストのプレーをするよう常に努めているけど、どのグランドスラムでもいつもなんらかの違いがある。」と、語った。
「全米オープンのナイトセッションは特別。テニス界で最大のスタジアムで、照明もきらびやか。観客も試合にのめり込んでくるし、試合を通してエンジョイ出来る。」
「今日は風も強くて、簡単な状況ではなかった。こんな風の強い日は、特に彼(ヨージニ)は、誰にとってもやりづらい相手。第3セット以外は、とても良いプレーが出来たと感じている。」
ジョコビッチは決勝進出をかけて、第3シードで前年度チャンピオンの
A・マレー(英国)を6-4, 6-3, 6-2のストレートで下した第9シードで世界ランク10位の
S・ワウリンカ(スイス)と準決勝で対戦する。
準決勝に向けて、ジョコビッチは「きっと接戦になるだろう。」と、コメント。
「どちらも優勢ではない。彼(ワウリンカ)がトップ10に相応しい選手だという事を、今日の試合で証明した。前年度チャンピオンをストレートで下したんだ。これまで自分がハードコートで見た彼のプレーの中で、最高のプレーをしていたよ。でも、自分だって今はとても良いプレーが出来ているし、自信だってある。このプレーを続けられる事を願うよ。」
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