テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、元世界ランク1位で2001年覇者の
L・ヒューイット(オーストラリア)は第21シードのM・ヨージニに3-6, 6-3, 7-6 (7-3), 4-6, 5-7の激闘の末に敗れ、2006年以来7年ぶりのベスト8進出とはならなかった。
今回の敗戦により、ヒューイットはヨージニとの対戦成績を5勝2敗とした。
この試合、トータルポイント獲得数ではヨージニの145に対し、ヒューイットは146だったが、僅差で敗れる結果となった。試合時間は3時間58分だった。
今大会で元王者のヒューイットは好調で、地元
B・ベイカー(アメリカ)を初戦で破ると、2回戦では第6シードで2009年覇者の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)をフルセットで下して勢いに乗った。さらに3回戦では
E・ドンスコイ(ロシア)にセットカウント3-1で勝利し、ベスト16進出を決めていた。
32歳のヒューイットは2001年の全米オープンでグランドスラム初優勝を飾った。また、同大会で最後にベスト8へ進出したのは2006年で、その時は準々決勝で
A・ロディック(アメリカ)にストレートで敗れた。
一方、激闘を制した31歳のヨージニは、世界ランキングで2008年1月に自己最高の8位を記録し、独特のシングルバックハンドを放つ実力者。これまで9つのツアータイトルを獲得しており、全米オープンでは2006・2010年にベスト4へ進出していた。
今大会でヨージニは1回戦で
N・マウー(フランス)、2回戦で
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)、3回戦では35歳のベテランで第12シードの
T・ハース(ドイツ)と破り、ヒューイットとの4回戦へ駒を進めていた。
3度目の全米オープン4強入りを狙うヨージニは準々決勝で、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と
M・グラノジェルス(スペイン)の勝者と対戦する。
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