テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は1日、男子シングルス3回戦が行われ、2001年覇者で元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)が
E・ドンスコイ(ロシア)を6-3, 7-6 (7-5), 3-6, 6-1で下し、7年ぶりにベスト16進出を決めた。
今大会ヒューイットは絶好調で、2回戦では2009年覇者で第6シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)をフルセットの激闘の末に破り、勢いに乗っている。
試合後、ヒューイットは「試合の序盤から攻撃的なプレーを心掛けた。いいプレーが出来て、早々にブレーク成功した。これが第1セットのダイジェストかな。今日はサーブがとても好調だったし、狙い通りに入った。セカンドサーブでプレッシャーがかかっている場面でも、相手にチャンスを与える事はほとんどなかった。」と、コメント。
4回戦でヒューイットは、第21シードのM・ヨージニと対戦する。ヨージニは、3回戦で第12シードの
T・ハース(ドイツ)をセットカウント3-1で下しての勝ち上がり。
また、昨年の全米オープンでグランドスラム初優勝を飾り、今年のウィンブルドンでは1936年のフレッド・ペリー以来77年ぶりとなる悲願の地元優勝を果たす快挙を達成した
A・マレー(英国)は、元王者ヒューイットを次のように称えている。
「一生懸命練習しているし、競争を楽しむタイプで素晴らしい選手。人は忘れやすいから、ヒューイットのような選手がピークの時にどれほどいいプレーをしていたのか忘れてしまう。」
「彼(ヒューイット)はシーズンを世界1位で終えた事が2度もあるし、四大大会で2度の優勝をしている。フィットネスがしっかりして、健康な状態であれば、彼はどんな選手にも勝つ可能性を秘めた選手なんだ。」
今大会でマレーは3回戦で
F・マイヤー(ドイツ)をストレートで下し、4回戦では
D・イストミン(ウズベキスタン)と対戦する。
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