テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が地元の
R・ハリソン(アメリカ)を6-4, 6-2, 6-2のストレートで下し、3年ぶりの優勝を向け好発進した。
ナダルは2010年の全米オープンでタイトルを獲得しており、今年は2度目の優勝を目指す。
この試合、ナダルはファーストサーブが入った時に82パーセントの確率でポイントを獲得し、ハリソンに1度もブレークを許さないサービスゲームを展開した。さらに7度のブレークチャンスから5度のブレークに成功し、2時間6分で勝利した。
今季ナダルは好調を維持しており、全米オープンの前哨戦であるロジャーズ・カップ男子とW&Sマスターズの2大会連続で優勝を飾っており、大会後に発表された世界ランキングでは2位へ浮上した。ロジャーズ・カップ男子とW&Sマスターズの2週連続でタイトルを獲得は、2003年の
A・ロディック(アメリカ)以来10年ぶりの快挙となった。
また今年2月に膝の怪我から復帰したナダルは、今季出場した12大会のうち9大会で優勝を飾っている。そのうち全仏オープンでは前人未到8度目の優勝と同時に2度目の4連覇を達成した。しかし、その後のウィンブルドンではキャリア初となるグランドスラム初戦敗退と喫した。
2回戦でナダルは、
V・ポスピシル(カナダ)と
R・デュトラ・シルバ(ブラジル)の勝者と対戦する。
敗れた21歳のハリソンは現在の世界ランクを97位とするも、2012年の7月には自己最高の43位を記録している。
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