HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は26日、男子シングルス2回戦が行われ、前年度チャンピオンで第3シードのR・フェデラー(スイス)がS・スタコフスキ(ウクライナ)に7-6 (7-5), 6-7 (5-7), 5-7, 6-7 (5-7)で敗れる大波乱が起きた。キャリア通算77度の優勝を誇るフェデラーがウィンブルドンで3回戦を前に敗れるのは、初戦敗退した2002年以来11年ぶりの事となった。
これまでのウィンブルドンでフェデラーは、2003年の初優勝から2007年の5連覇、さらに2009年と2012年の計7度の優勝を飾っており、今年は史上最多8度目の優勝を狙っていた。フェデラーは、グランドスラムで歴代最多17のタイトルを獲得している。
昨年のウィンブルドン決勝でフェデラーは、悲願の初優勝を目指していたA・マレー(英国)を破り大会史上最多記録に並ぶ7度目の優勝、さらに自らの持つグランドスラム最多記録を17に更新した。
今大会でシード勢が順当に勝ち進んだ場合、フェデラーは準々決勝で第5シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する可能性があったが、両者は3回戦を前に敗退したため、その対決は実現しなかった。ナダルのグランドスラム初戦敗退は、2001年にプロ転向して以来キャリア初の事だった。
今年に入りフェデラーはタイトル獲得から見放されるも、ウィンブルドンの前哨戦であるゲリー・ウェバー・オープンで今季初優勝を飾った。
一方、大金星を飾った27歳のスタコフスキは現在の世界ランクを116位とするも、2010年9月に自己最高ランクを31位を記録していた。また、今年の全豪オープンと全仏オープンではともにストレートで敗れている。
スタコフスキは3回戦で、元世界ランク8位のJ・メルツァー(オーストリア)と対戦する。メルツァーは、今大会1回戦で第30シードのF・フォニュイーニ(イタリア)を破るシードダウンを演出し勢いに乗ると、2回戦でJ・ライスター(ドイツ)に逆転で勝利している。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
■関連記事■
《引退についてフェデラー「それは突然訪れる」》
《ナダルがプロ転向以来初の初戦敗退、2年連続の大波乱<ウィンブルドン>》
《誤解についてフェデラー「これ以上、話はしたくない」》
《「優勝の瞬間を味わいたい」フェデラーが完璧な1回戦<ウィンブルドン>》
《錦織「サービスが良かった」、トップ10入りは「位置を確立」<ウィンブルドン>》
《【映像付】落胆のフェデラー「圭は勝者に値する」<ムチュア・マドリッド・オープン男子>》
■関連動画■
《錦織がフェデラーから大金星!ATP男子ツアーマガジン Vol.171》
《フェデラーがスリル満点なイベントに参加!ATP男子ツアーマガジン Vol.169》
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.