テニスのエキシビション大会であるBNPパリバ・テニスクラシックに出場した
錦織圭(日本)は世界ランク5位の
R・ナダル(スペイン)と対戦し、6-7, 6-7のストレートで敗れた。錦織は前日に世界ランク2位の
A・マレー(英国)とも対戦したが、その時も2-6, 6-7 (5-7)のストレートで敗れ、勝利を飾る事が出来なかった。
錦織に勝利したナダルは、試合後「ここでプレー出来て嬉しいよ。」と、コメント。
両者は今年の全仏オープン4回戦でも対戦し、その時はナダルがストレートで錦織を破った。
ウィンブルドンで過去2度の優勝を誇るナダルは、昨年同大会の2回戦で当時世界ランク100位だった
L・ロソル(チェコ共和国)にフルセットで敗れる大波乱に見舞われ、その後は膝の怪我により約7カ月の戦線離脱を余儀なくされた。
そして、今年2月に復帰を果たしたナダルは全仏オープンで史上最多8度目の優勝を飾ると同時に、2度目の大会4連覇の偉業を達成した。今季出場した9大会全てで決勝進出、さらに7大会で優勝を飾っている。
6月24日から開幕するウィンブルドンにナダルは第5シードで出場し、1回戦で
S・ダルシス(ベルギー)と対戦する。
ナダルは順当に勝ち進んだ場合、準々決勝で第3シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する可能性がある。フェデラーとナダルは、2006・2007・2008年のウィンブルドン決勝でも対戦しており、2006・2007年はフェデラー、2008年はナダルが優勝を飾った。また、ナダルは2010年のウィンブルドンでもタイトルを獲得している。
一方、第12シードで出場する錦織は、1回戦で世界ランク110位の
M・エブデン(オーストラリア)と対戦する。両者は過去1度対戦があり、それは昨年の全豪オープン2回戦。その時錦織は2セットダウンの崖っぷちに追い込まれるも、大逆転勝利を収めた。
さらに、錦織が順当に勝ち進んだ場合、4回戦で第8シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、準々決勝では第4シードの
D・フェレール(スペイン)と対戦する可能性がある。
【ロジャー・フェデラー vs ラファエル・ナダル ウィンブルドン戦歴】
<2008年>
・決勝 R・ナダル 6-4, 6-4, 6-7 (5-7), 6-7 (8-10), 9-7 R・フェデラー
<2007年>
・決勝 R・フェデラー 7-6 (9-7), 4-6, 7-6 (7-3), 2-6, 6-2
<2006年>
・決勝 R・フェデラー 6-0, 7-6 (7-5), 6-7 (2-7), 6-3
【錦織圭 ウィンブルドン戦歴】
<2012年>
・1回戦 勝利
M・ククシュキン(カザフスタン) 7-5, 6-3, 6-4
・2回戦 勝利
F・セラ(フランス) 6-3, 7-5, 6-2
・3回戦 敗退 J・M・デル=ポトロ 3-6, 6-7 (3-7), 1-6
<2011年>
・1回戦 敗退
L・ヒューイット(オーストラリア) 1-6, 6-7 (4-7), 7-6 (9-7), 3-6
<2010年>
・1回戦 敗退 R・ナダル 2-6, 4-6, 4-6
<2008年>
・1回戦 敗退
M・ジケル(フランス) 6-4, 5-7, 途中棄権
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