男子テニスの17日付世界ランキングで自己最高となる11位を記録した
錦織圭(日本)。その錦織が6月24日から開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)に向けて練習を行っていると、自身のフェイスブックでコメントした。
錦織は「
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と、いい練習が出来た。」
錦織と世界ランク8位のデル=ポトロは、昨年芝コートで行われたウィンブルドンとロンドンオリンピックで対戦し、錦織はデル=ポトロに対し2敗を喫している。
昨年、左腹斜筋(脇腹)の肉離れにより約2ヶ月間戦列を離れた錦織は、復帰初戦となるウィンブルドンで初勝利をあげ、その後は3回戦へ駒を進めた。しかし、3回戦でデル=ポトロの強烈なストロークに押されてしまい、ストレートで敗れてしまう。
そして、ウィンブルドンと同じ会場で行われたロンドンオリンピックで錦織は、
B・トミック(オーストラリア)、
N・ダビデンコ(ロシア)、
D・フェレール(スペイン)を破り8強入りするも、準々決勝ではデル=ポトロにまたしても敗戦を喫した。
以前のインタビューで、錦織は芝コートについて「正直、クレーより(芝が)好き。昨年、ウィンブルドンやオリンピックで経験して良くなっていると感じているので、今年はもっといい結果を目指したい。」と、意気込みを語っていた。
錦織がウィンブルドンで上位進出した場合、自己最高ランク更新と同時に世界トップ10入りが見えてくるため、大きな期待がかかる。
また、ウィンブルドンでその他の日本勢では、
添田豪(日本)、
伊藤竜馬(日本)、
守屋宏紀(日本)が予選に出場しており、予選2回戦へ駒を進めている。一方、
杉田祐一(日本)も予選に出場したが初戦で敗れ、本戦出場とはならなかった。
【錦織圭 ウィンブルドン戦歴】
<2012年>
・1回戦 勝利
M・ククシュキン(カザフスタン) 7-5, 6-3, 6-4
・2回戦 勝利
F・セラ(フランス) 6-3, 7-5, 6-2
・3回戦 敗退 J・M・デル=ポトロ 3-6, 6-7 (3-7), 1-6
<2011年>
・1回戦 敗退
L・ヒューイット(オーストラリア) 1-6, 6-7 (4-7), 7-6 (9-7), 3-6
<2010年>
・1回戦 敗退
R・ナダル(スペイン) 2-6, 4-6, 4-6
<2008年>
・1回戦 敗退
M・ジケル(フランス) 6-4, 5-7, 途中棄権
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