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男子テニスで世界ランク7位のJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が、5月26日から開幕する今季2度目のグランドスラムである全仏オープンを欠場する事を表明した。デル=ポトロは、先週行われたBNLイタリア国際男子の3回戦で、B・パイユ(フランス)に敗れてから祖国アルゼンチンに戻り休養をとっていたが、思うような回復がみられなかった。
デル=ポトロは、クレーシーズンの初戦となったモンテカルロ・マスターズの時から気管支炎を患い、その時も3回戦でJ・ニエミネン(フィンランド)に敗れた。その後出場を予定していたポルトガル・オープン男子とムチュア・マドリッド・オープン男子の2大会を欠場。そして、出場したBNLイタリア国際男子では、大会期間中に症状が悪化してしまった。
デル=ポトロは「こんな大切な大会を欠場するなんて、本当に悲し事。いつも優勝したいと思っている大会の1つだったから、非常にショックを受けている。今は、この状態から抜け出して完治させ、100パーセントの状態での復帰へ向けて治療に励むしかない。」と、コメント。
全仏オープンでデル=ポトロは、2009年にこれまでの最高成績となるベスト4入りを果たしている。昨年は準々決勝敗退を喫しており、2009年の準決勝も昨年の準々決勝もいずれもR・フェデラー(スイス)に敗退した。
デル=ポトロは全仏オープン後に、イギリスのロンドンで行われるAEGON選手権、その後今季3度目のグランドスラムであるウィンブルドンに出場を予定している。
また、世界ランク2位のA・マレー(英国)も腰の痛みにより欠場を表明している。
さらに、元世界ランク7位のM・フィッシュ(アメリカ)、世界ランク71位のB・ベイカー(アメリカ)も全仏オープンを欠場する事を表明した。フィッシュは心臓疾患のためにツアー離脱中で、全仏オープンには万全な状態ではないとして欠場を申し入れた。ベイカーは右膝を負傷しており、十分な回復がみられない事から欠場する事を決めている。
フィッシュに代わってJ・ソウサ(ポルトガル)、ベイカーに代わってはG・ペラ(アルゼンチン)が本戦入りしている。
また、オーストラリアから主催者推薦で出場予定だったJ・ミランも右肩の怪我を理由に欠場を表明した。代わってN・キルギオスが本戦でプレーする。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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