- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

世界2位マレーが告白「とてもショック、自信もなくなっていた」

アメリカのフロリダ州マイアミで行われた男子テニスツアーのマスターズ大会であるソニー・オープン男子で、自身9度目のマスターズ優勝を飾り、R・フェデラー(スイス)を抜き自己最高位に並ぶ世界ランク2位へ返り咲いたA・マレー(英国)が、昨年の全米オープンでグランドスラム初優勝を飾った決勝戦でのエピソードを地元イギリスのタイム誌での取材で語った。

マレーは、昨年の全米オープン初優勝までにグランドスラム決勝の舞台へ4度進出するも準優勝に終わり、タイトル獲得に至っていなかった。

2008年の全米オープンと2010年の全豪オープンではフェデラーに、2011年の全豪オープンではN・ジョコビッチ(セルビア)に、2012年のウィンブルドンではまたしてもフェデラーにグランドスラム優勝を阻まれていた。

優勝を飾った昨年の全米オープン決勝戦も簡単なものではなかった。ジョコビッチと対戦したマレーは、第1・第2セットを先取し、優勝まであと1セットと王手をかけた。しかし、そこからジョコビッチに反撃され2セットを失い、試合の流れがジョコビッチに傾き、またしても準優勝に終わってしまうのかという展開になってしまった。

しかし、第5セットをゲームカウント6-2で奪い、初優勝を果たしたマレーは、第4セット後に行った事で気持ちの切り替えが出来たエピソードを明かした。

「とてもショックだった。あの時、ノヴァーク(ジョコビッチ)と対戦するまで、4度のグランドスラム決勝戦で負けていて、おまけに1セットしか取る事が出来ずにもいた。どこを歩いても、タイトル獲得するまで、自分は本当のチャンピオンではないんだって心の底で思っていた。あの時の決勝戦の第4セットを落とした時も、とても悲観的に考えていて、自信もなくなっていたんだ。」と、マレー。

しかしマレーは、第4セットが終わった直後に、トイレット・ブレークを要求してアーサー・アッシュ・スタジアムの入り口近くにある小さな個室へ入り、自分自身と向き合った。

「選手入場口から外へ出ると、小さい部屋があるんだ。台所と鏡があるだけの小部屋さ。」とマレーは、その時の場所の説明を始め、その後に自分自身が行った行為を語り始めた。

「自分自身に問いかけたんだ。“どうしてグランドスラムの決勝戦で負け続けているんだろう。何かが足りないのだろうか。どうして2セットを先取したのに、それを無駄にするんだ。”ってね。そんな気持ちではコートに戻れない。第5セットの最初のボールを打つ以前に、気持ち的に負けてしまっていたんだ。」とマレーは、その時の気持ちを振り返った。

加えて「今まで大声で自分自身に話しかけた事なんて1度もなかった。それが怒りの印だったのかもしれない。あの時のトイレット・ブレークは、普通ではなかったんだ。」と、マレー。

続けて「鏡の前に立ち、自分の心の中の気持ちを変えなければならないって感じていたんだ。そして、大きな声を出して自分に話しかけたのさ。“お前は、この試合に負けないんだ”ってね。」と、自分が行った行為を話した。

「最初はちょっとためらいながら“お前はこの試合に負けない”って言っていたけど、段々声が大きくなっていったんだ。“お前は、今回の決勝戦は逃さない。今度はお前の番だ。”って叫んだんだ。最初はちょっと変だなって思ったけど、心の中の何かが変わったのを感じたんだ。その変化に驚いたけど、勝てるって実感したんだ。」とマレーは、心境の変化を語った。

そして、コートへ戻ったマレーは第5セットを奪い、初のグランドスラム優勝を飾った。

先日のソニー・オープン男子決勝でも、第3セットでD・フェレール(スペイン)にマッチポイントを握られる崖っぷちに立たされながらも、それを跳ね除けたマレーは逆転でタイトルを獲得した。その精神力は、昨年の全米オープン決勝戦での経験が助けになっていたのかもしれない。


■関連記事■

《劇的な優勝に「信じられない」マレー◇全米オープン》

《マレー大逆転優勝、フェデラー抜いて2位確定◇ソニー・オープン男子》

《マレーはフェデラー抜き、ナダルは下がるなど変動あり◇世界ランキング》

《マレーが2年連続の決勝、強豪フェレール撃破なるか◇ソニー・オープン男子》

《錦織、日本最高位ならず◇世界ランキング》

《フェレール、錦織について「将来はトップ10入り」◇ソニー・オープン男子》

《ソニー・オープン男女シングルス対戦表》


■関連動画■

《全豪決勝ジョコビッチvsマレーハイライト~復活のガスケを特集!ATP男子ツアーマガジン Vol.156》

(翻訳・記事/弓削忠則)

(2013年4月2日11時15分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

7月28日

【告知】大坂なおみvsアルセノー (17時29分)

モンフィス 予選勝者に屈し初戦敗退 (15時36分)

ダニエル太郎 逆転負けで本戦入り逃す (14時44分)

錦織圭 日本勢で唯一のトップ100に (13時39分)

大坂なおみ 世界49位に浮上 (12時23分)

大逆転勝ちで10度目V!「嬉しい」 (11時55分)

22歳 圧勝でツアー4度目V  (10時34分)

ズべレフ、ナダル叔父とコーチ契約? (10時29分)

望月慎太郎 マスターズ初白星ならず (8時42分)

伊藤あおい 9ヵ月ぶりツアー白星 (8時04分)

大坂なおみ “名物コーチ”と関係解消 (7時34分)

7月27日

決勝進出で悲願の初Vに王手 (16時34分)

ミス33本も曲者退け決勝へ (15時38分)

絶体絶命から死闘制し決勝進出 (14時42分)

珍事 2選手が2週連続V (12時13分)

伊藤あおい 熱戦制し本戦入り (11時14分)

望月慎太郎が内山靖崇下し本戦入り (10時13分)

大坂なおみ 初戦は世界511位に決定 (9時02分)

二宮真琴組 ツアー2週連続V達成 (7時42分)

7月26日

3時間超死闘制し4強、深夜2時に決着 (16時16分)

絶好調 7連勝で7度目V王手 (14時48分)

好調の世界8位 ジャパンOP出場決定 (13時44分)

畠山成冴、佐脇京がSansanと契約 (13時04分)

炎天下の熱戦制し初4強「過酷」 (11時37分)

望月慎太郎と内山靖崇が初対戦 (10時29分)

錦織圭 練習再開もマスターズ欠場 (9時02分)

雷中断→逆転勝ち メド撃破で初4強 (8時25分)

【動画】デ ミノー、逆転勝ちでツアー10度目V!勝利の瞬間! (0時00分)

7月25日

西岡良仁「少しずつ戦える様に」 (15時00分)

試合中断中にまさかの相手と食事 (14時45分)

二宮真琴ペア 6連勝で4強 (13時14分)

世界4位撃破し初の8強 (12時03分)

45歳ヴィーナス 2回戦で敗退 (10時19分)

伊藤あおい撃破の18歳が快進撃4強 (9時44分)

観客にボール直撃、審判の忠告直後 (8時33分)

人望厚い35歳が引退へ (7時12分)

大坂なおみは「本当に危険」 (5時57分)

大坂なおみ ストレート負けで8強逃す (3時30分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsラドゥカヌ (2時00分)

【動画】決勝進出の瞬間、笑顔を見せるカリンスカヤ! (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!