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男子テニスツアーのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、賞金総額157万5875ユーロ、インドアハード)は15日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)がJ・ベネトー(フランス)に3-6, 5-7のストレートで敗れる波乱が起きた。
ベネトーは、第1セット序盤からフェデラーのサービスゲームをブレークし、試合を優位に進め、ゲームカウント6-3でこのセットを奪う。
第2セットに入ってもベネトーがゲームカウント4-1とリードするも、ここからフェデラーに巻き返しされてしまい、ゲームカウント5-5となる。しかし、ベネトーは第12ゲームのフェデラーのサービスゲームをブレークし、1時間20分でストレートで大金星をあげた。
両者は過去5度対戦し、4勝1敗とフェデラーが勝ち越しており、昨年のウィンブルドンでもフェデラーが2セットダウンから逆転の勝利を収めていた。
勝利したベネトーは「前にも勝利していたから、今日もやれると思っていたんだ。今日は、自分のゲームをするように心掛けて、自分が出来ること以上のプレーをするのではなく、必要な時に積極的に攻めるようにしたんだ。勝つためには、肉体的にも精神的にも準備が出来ていないといけない。今日はそれが出来ていたし、それこそ僕が求めているものなんだ。」と、試合を振り返った。
ベネトーはこの日の勝利で、自身のキャリア勝利数200勝目を達成した事については「さっき聞いたけど、それまで知らなかったんだ。でも、区切りの勝利を素晴らしい選手から勝利する事が出来たから、本当に特別なものになったね。これで忘れる事もないだろうね。」と、語った。
敗れたフェデラーは、今大会で2005年と2012年に優勝を飾っていたが、3度目の優勝とはならなかった。
フェデラーに勝利した31歳のベネトーは準決勝で、第5シードのG・シモン(フランス)と対戦する。準々決勝でシモンは、M・クリザン(スロバキア)に第3セットをゲームカウント3-0とリードしたところで、クリザンが足の痙攣により棄権を申し入れたため、思わぬ形で準決勝進出となった。
世界ランク14位のシモンとベネトーは過去5回対戦し、3勝2敗でシモンが勝ち越している。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○G・ディミトロフ(ブルガリア) vs. ●M・バグダティス(キプロス), 6-7, 7-6, 6-3
○J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(2) vs. ●J・ニエミネン(フィンランド), 6-3, 6-4
●R・フェデラー(1) vs. ○J・ベネトー, 3-6, 5-7
○G・シモン(5) vs. M・クリザン, 6-7, 6-3, 3-0 (途中棄権)
今大会の優勝賞金は30万5000ユーロ。
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