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男子テニスのマスターズ・シリーズであるBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、賞金総額242万7975ユーロ、インドアハード)は1日、シングルス3回戦全7試合が行われ、第6シードののJW・ツォンガ(フランス)が第11シードのN・アルマグロ(スペイン)を7-6 (7-4), 7-6 (7-3)で下し、今季獲得ポイントの上位8選手しか出場できない最終戦への出場権を獲得した。
試合を通して1度もツォンガにブレークポイントを握らせなかったアルマグロだったが、この試合で3回握ったブレークポイントを生かすことができず、いずれのセットもタイブレークへと持ち込まれた。
そのタイブレークでは、この日10本のサービスエースを記録したツォンガが優位に進め、いずれのセットもタイブレークを制すると、1時間45分のストレートでアルマグロを退けベスト8進出を決めた。最後ツォンガはサーブ&ボレーを決め、試合に終止符を打った。
最終戦への出場について問われたツォンガは「出場権を獲得することは自分にとってとても大切だった。トップ選手の仲間入りを意味する最終戦への出場を決めることができて嬉しく思っている。昨年は決勝トーナメントにも進めて、その決勝戦でR・フェデラー(スイス)と対戦もできた。そんな大会は、テニス人生の最大の思い出の1つ。」と語った。
またツォンガは今大会2008年時に優勝を飾っている。その時はR・シュティエパネック(チェコ共和国)、N・ジョコビッチ(セルビア)、A・ロディック(アメリカ)、J・ブレーク、D・ナルバンディアン(アルゼンチン)を下し、優勝していた。
2008年以来の優勝に向けてツォンガは、準々決勝で第4シードのD・フェレール(スペイン)と対戦する。この日フェレールは第16シードのS・ワウリンカ(スイス)を6-2, 4-6, 6-2で下しての勝ち上がり。
一方、この日は日本から出場の第15シードの錦織圭(日本)がG・シモン(フランス)との3回戦を行う予定だったが、右足首の怪我を理由に試合開始前に欠場を表明。シモンは不戦勝でベスト8進出を決めた。
残りの試合では第5シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)がK・アンダーソン(南アフリカ)を1-6, 6-3, 6-4の逆転で、地元から主催者推薦で出場のM・ロドラ(フランス)が第7シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を6-4, 6-3のストレートで、前日第2シードのジョコビッチを下す金星を飾ったS・クエリー(アメリカ)も第14シードのM・ラオニチ(カナダ)を6-3, 7-6 (7-1)で倒して8強入りに成功した。
ベルディフはシモンと、ロドラはクエリーと準々決勝で顔を合わせる。
この日行われた試合結果は以下の通り。
J・ヤノヴィッツ(ポーランド) ○-× A・マレー(英国) (3), 5-7, 7-6 (7-4), 6-2
D・フェレール (4) ○-× S・ワウリンカ (16), 6-2, 4-6, 6-2
T・ベルディフ (5) ○-× K・アンダーソン, 1-6, 6-3, 6-4
JW・ツォンガ (6) ○-× N・アルマグロ (11), 7-6 (7-4), 7-6 (7-3)
M・ロドラ ○-× J・M・デル=ポトロ (7), 6-4, 6-3
J・ティプサレビッチ(セルビア) (8) ○-× J・モナコ(アルゼンチン) (9), 6-3, 3-6, 6-3
S・クエリー ○-× M・ラオニチ (14), 6-3, 7-6 (7-1)
G・シモン ○-× 錦織圭 (15), (不戦勝)
今大会の優勝賞金は47万9000ユーロ。
(翻訳/弓削忠則)
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