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女子テニスツアーの最終戦であるコモンウェルス・バンク・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(ブルガリア/ソフィア、ハード、賞金総額75万ドル)は1日、予選ラウンドロビン3試合が行われ、グループ・スレデツでは第2シードのN・ペトロワ(ロシア)が主催者推薦で第3シードのM・キリレンコ(ロシア)を3-6, 7-6 (7-4), 6-3の逆転で下し、残りの試合を待たずに決勝トーナメント進出を決めた。
この日ペトロワは、ダブルス・パートナーでもあるキリレンコに第1セットを先取されると、続く第2セットも出だしで2度のブレークを奪われリードされてしまう。
しかし、そこからブレークバックに成功したペトロワは第2セットをタイブレークの末に奪い返し、勝敗の行方は第3セットへ。
第3セットは両者サービスキープが続く序盤だったが、ゲームカウント2-3の第6ゲームでペトロワは4ゲームを連取する猛攻をみせ、2時間48分の接戦を制した。
「試合の序盤は、どうして自分のショットが大きくなってしまうのか分からなかった。そしてどんどんミスを犯してしまい、とてもストレスが溜まってしまった。」と、ペトロワ。
また「ラケットを何度も変えてどのテンションのラケットを使ったらうまくいくか試していた。ここへ来たのも遅くて、この環境であまり練習ができていなかったから。ちょっと固めのテンションのラケットを使ったら徐々にプレーが良くなり、そんな状況の中でもこうして勝つことができたのはとても嬉しく思う。」と試行錯誤しながらの勝利に喜びを語っていた。
加えて「この勝利は確実に自信につながる勝利。この予選のグループでは彼女(キリレンコ)は最もタフな相手で、接戦を強いられてしまった。こうして2勝をあげられてとても嬉しい。」と、語っていた。
そして、この試合の直後にキリレンコは気管支炎を理由にこの後の試合を欠場することを表明したため、ペトロワは残りのラウンドロビンを待たずに土曜日から行われる決勝トーナメントの準決勝進出を決めた。同時に現時点で1勝1敗としているT・ピロンコバ(ブルガリア)も準決勝進出となった。
その欠場に関してキリレンコは「こんなに素晴らしい大会で、この後の試合を続行できなくなってしまったことは、本当に残念に思う。こうして主催者推薦をくれた大会関係者には感謝の想いでいっぱい。今の体調では全ての試合を行うことが不可能となってしまった。それでもここブルガリアのソフィアでの時間を十分に満喫できたし、来年も戻って来れることを願っている。」と、コメント。
キリレンコに代わってS・アービッドソン(スウェーデン)が残りの試合に登場する。
【グループ・セルディカ】
C・ウォズニアキ(デンマーク) (1) ○-× D・ハンチュコバ(スロバキア) (7), 3-6, 7-6 (7-3), 6-4
R・ビンチ(イタリア) (4) ○-× シェ・シュウェイ(台湾)(台湾) (5), 6-1, 6-2
【グループ・スレデツ】
N・ペトロワ (2) ○-× M・キリレンコ (3), 3-6, 7-6 (7-4), 6-3
(翻訳/弓削忠則)
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