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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会8日目の3日、女子シングルス準々決勝が行われ、第6シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)がディフェンディング・チャンピオンで第4シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)を6-3, 7-5のストレートで撃破、キャリア通算8度目となるベスト4進出を果たした。
断続的に降り続いている雨のために屋根の閉められたセンターコート、セリーナは試合を通して13本のサービスエース、特に最後のゲームだけで3本ものエースを記録するなど好調なサーブでクヴィトバを押し切った。
インドアでの試合についてセリーナは「音が大好きです。ボールがシューっと飛ぶような音です。ビデオゲームのようですが、実際にはプレーしています。ボールが飛んで、それがバウンドする音が聞こえます。インドアでのプレーは本当に大好きです。」とコメント。
一昨年の準決勝で敗れて以来、今大会で11連勝を記録していたクヴィトバについてセリーナは「彼女はグラスコートで素晴らしいプレーをしています。私には何も失うものはありません。」と、捨て身の覚悟を語っていた。
今大会で4度の優勝を果たしているセリーナは、第1セット第4ゲームでブレークに成功して主導権を握ると、1本もブレークピンチに直面することなくセットを先取。
第2セット第10ゲーム、クヴィトバにとって唯一となるブレークチャンスが訪れたが、センターに強烈なサーブを決めたセリーナが結局キープ。続く第11ゲームは30-0となるが、4本立て続けにミスを犯したクヴィトバがセリーナにゲームを献上してしまう。
セリーナのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第2セット第12ゲーム、デュースサイドから3本のサービスエースでマッチポイントを迎えたセリーナは、ワイドに放ったサーブがウィナーとなると、1時間24分で準決勝進出を決めた。
敗れたクヴィトバは「彼女は重要なポイントで何が必要か分かっています。それが彼女を偉大なチャンピオンとしています。彼女に勝つのは、本当にタフなことです。」とセリーナを称えた。
4回戦では23本のサービスエースを決めていたセリーナが今大会で優勝すると、女子シングルスでは1990年のM・ナブラチロワ(アメリカ)以来となる30歳以上でのメジャー優勝達成となる。
「初めてのグランドスラムタイトルを防衛することは簡単ではありません。」とセリーナ。「私が初めてディフェンディング・チャンピオンになった時も負けています。ですが、彼女は素晴らしいプレーをしていました。あれほど良いプレーをした彼女は見たことがありません。」
準決勝でセリーナは、第3シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)とT・パスゼック(オーストリア)の勝者と対戦することとなった。
「ヴィクトリアは信じられないプレーをしています。今年の彼女は良いプレーをしています。すでにグランドスラムのタイトルを獲得しているのは本当に素晴らしいことです。もし彼女との対戦になったら、簡単ではないでしょう。」
「パスゼックはグラスコートで本当に良いプレーをしています。彼女がここで好成績を残すのは2度目のことです。彼女はシード選手を倒し、勝ち続けています。彼女が負けなければ、彼女がベストのプレーをしている何よりの証明となるでしょう。」
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