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錦織圭(日本)が、ソニーエリクソンオープンで、日本男子で初めてベスト16入りを決めた。
マスターズ1000・マイアミ大会の第16シードを守って、ベスト16入りしたことに、錦織は、「まずはほっとしています」と肩をなで下ろした。
試合の序盤こそ、ルーカス・ロソル(83位、チェコ)のファーストサーブをリターンするのに、やや手を焼いたが、ラリー戦では常に錦織が主導権を握って、ゲームを支配した。
「相手のフォアが弱点だとわかっていたので、その弱点をちゃんと攻めることができた」
こう振り返った錦織は、第1セット第3ゲームをブレークして、6-4でセットを先取。第2セットは、第3、5ゲームをブレークして6-2で取り、ストレートで勝利を決めた。第2セット第7ゲームの後に、メディカルタイムアウトをとって、左足小指にできたマメを治療する場面があったものの、3回戦での錦織は、ブレークポイントを一度も許さないまさに快勝だった。
「サーブが良くて、ストロークも安定していた」
錦織は、この日もサーブが良好で、ファーストサーブの確率は60%、3本のサービスエースを決めた。また、ファーストサーブを入れた時のポイント獲得率は79%、さらにセカンドサーブを入れた時のポイント獲得率も78%で、好調の要因となった。
4回戦で錦織は、第2シードのラファエル・ナダルとの再戦が決まった。ナダルとは、昨年のマイアミでも対戦し、ストレートで敗れている。
「ナダルだったら、プレッシャーを気にせず、思い切りできると思うので、作戦を考えてやりたい」
ナダルは、急成長している錦織を、決して過小評価しない。
「圭は、タフな対戦相手です。自分がベストプレーをしなかったら、準々決勝に進出するチャンスは少なくなるだろう」
錦織対ナダルの4回戦は、今の錦織の実力とポテンシャルを知るうえで、間違いなく重要な一戦となる。
(文・写真/神 仁司)
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