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男子テニスツアーのドイツ・オープン・ハンブルグ（ドイツ/ハンブルグ、賞金総額１００万ユーロ、クレー）は水曜日、シングルス２回戦の残り８試合を行い、全仏オープンで自身初のグランドスラムでのベスト４入りを果たした第３シードのＪ・メルツァー（オーストリア）がＥ・シュワンク（アルゼンチン）を6-4, 6-1と危なげなく勝利、順当に３回戦進出を決めた。

７本のサービスエースを記録するなど、自身のサーブでは７５％の確率でポイントを獲得した世界ランク１５位のメルツァーは、同５０位のシュワンクのサーブを５度ブレークするなど、わずか５５分でシュワンクを一蹴、３回戦進出を決めた。

メルツァーは３回戦でＪ・シャーディ（フランス）と対戦する。シャーディは、メルツァーのダブルス・パートナーで第１３シードのＰ・ペッツシュナー（ドイツ）を6-3, 6-3のストレートでシードダウンを奪っての勝ち上がり。メルツァーとペッツシュナーは、今年のウィンブルドンで初のグランドスラム優勝を成し遂げていた。

この日のシード勢は、明暗が分かれた。先週行われたスウェーデン・オープンで優勝を飾った第５シードのＮ・アルマグロ（スペイン）と、同じく先週のメルセデス・カップで優勝した第８シードのＡ・モンタネス（スペイン）が、いずれも敗れる波乱が起きている。

その波乱の立役者はＤ・イストミン（ウズベキスタン）と予選勝者のＰ・リバ（スペイン）。イストミンはアルマグロを7-6 (7-5), 7-6 (9-7)と１時間５８分で、リバはモンタネスを6-4, 5-7, 7-6 (7-4)と２時間３１分でと、いずれも接戦の末に勝利を奪い、両者の連勝をストップさせた。

イストミンは第１２シードのＶ・ハネスク（ルーマニア）を7-6 (7-4), 6-4で下した主催者推薦のＪ・ライスター（ドイツ）と、リバはＰ・スタラーチェ（イタリア）とそれぞれ３回戦で対戦する。

その他、第７シードのＴ・ベルッチ（ブラジル）は予選勝者のＳ・ボレッリ（イタリア）を6-1, 3-6, 6-3で、第１０シードのＰ・コールシュライバー（ドイツ）がＪ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）を2-6, 6-2, 6-4で倒して順当に３回戦へ進んだ。残る試合ではＡ・セッピ（イタリア）が第１６シードのＭ・ベレー（ドイツ）を6-2, 7-6 (7-4)のストレートで破った。

ベルッチはコールシュライバーと、セッピはＦ・フォニュイーニ（イタリア）と、それぞれベスト８入りを懸けて３回戦で顔をあわせる。

今大会の優勝賞金は２２万８０００ユーロ。