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女子テニスの国別対抗戦であるフェドカップは7日、世界各地でワールドグループ準々決勝のリバース・シングルス2試合とダブルス1試合が行なわれ、アメリカ、ロシア、チェコ共和国、そしてディフェンディング・チャンピオンのイタリアが勝利を収め、4月24日から行われる準決勝に駒を進めた。
フランスに対し初日を2勝0敗で終えていたアメリカは、この日の第1試合に18歳のM・ウダン(アメリカ)を起用、そのウダンが期待に応えJ・コイン(フランス)を7-6 (7-3), 6-4のストレートで破り、母国に勝利をもたらした。
「序盤は少し緊張していた。」とウダン。「彼女はコートに入ったときから明らかにレベルを上げてきていたし、本当に素晴らしいサービスゲームを展開していました。序盤は出来ることが限られていたので、何とか喰らいつくようにしました。」
その後フランスは、P・パルメンティエ(フランス)がC・マーケイル(アメリカ)を6-4, 6-4で下し一矢報いたが、最後の試合となったダブルスではL・フーバー(アメリカ)/B・マテック(アメリカ)組がS・コーエン‐アロー(フランス)/A・コルネ(フランス)組を6-2, 6-3で一蹴、通算4勝1敗でアメリカが準決勝進出を決めている。
この日の第1シングルスには元世界ランク11位のコルネが登場する予定であったが、フランスチーム監督のN・エスクード(フランス)は直前でコインを起用した。コルネは前日に出場したシングルスで、マッテクに第1セット5-2とリードしながらも逆転負けを喫しており、そのショックから立ち直っていなかった。
過去6年間で4度の優勝を誇るロシアと、A・イバノビッチ(セルビア)とJ・ヤンコビッチ(セルビア)という元世界ランク1位の2人を擁するセルビアの対戦は、最後のダブルスまで勝敗の行方が分からない接戦となっていた。
1勝1敗で初日を終えていたこの対戦、この日のシングルス第1試合でヤンコビッチが世界ランク4位のS・クズネツォワ(ロシア)を6-3, 4-6, 6-3で振り切り、セルビアが勝ち抜けに王手をかけたが、A・クレイバノワ(ロシア)がイバノビッチを6-2, 6-3のストレートで下し、勝敗の行方はダブルスに委ねられた。
30分の休憩の後に開始されたダブルスでは、クズネツォワ/クレイバノワ組がヤンコビッチ/イバノビッチ組を6-1, 6-4のストレートで撃破、この瞬間、ロシアが準決勝でアメリカと対戦することが決まった。
チェコとドイツの対戦もダブルスまでもつれる接戦となったが、L・フラデカ(チェコ共和国)/K・ペシュキ(チェコ共和国)組がA・グローネフェルド(ドイツ)/T・マレック(ドイツ)組を6-1, 6-3で破り、チェコが2年連続となるベスト4進出を果たした。
チェコは4月24日からの準決勝で、ディフェンディング・チャンピオンのイタリアと対戦する。
ウクライナを相手に1勝1敗で初日を終えていたイタリアは、F・ペネッタ(イタリア)がA・ボンダレンコ(ウクライナ)を7-5, 7-6 (7-3)で下し2勝1敗とリードを奪うと、続いて登場したF・スキアボーネ(イタリア)がK・ボンダレンコ(ウクライナ)に2-6, 6-1, 6-1の逆転で勝利、準決勝進出を決めている。
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