車いすテニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で初優勝を飾り、史上最年少で生涯ゴールデンスラムを達成した世界ランク1位の
小田凱人は7日に自身のSNSを更新。車いすテニスに対する思いを明かした。
>>【動画】小田凱人 死闘制し生涯ゴールデンスラム達成!歓喜の瞬間!<<>>シナーvsアルカラス 1ポイント速報<<19歳の小田は第1シードとして出場した全米オープンのシングルスで決勝に進出。日本時間7日(現地6日)に行われた決勝では第4シードの
G・フェルナンデス(アルゼンチン)を6-2, 3-6, 7-6 (13-11)のフルセットの死闘の末に下し初優勝を飾るとともに、史上最年少で四大大会とパラリンピック全てを制覇する生涯ゴールデンスラムの偉業を達成した。
試合後、自身のインスタグラムを更新した小田は車いすテニスに対する思いをつづった。
「コートで全て自分を表現したから試合については特に後から言う事はないです」
「パラリンピックから今日でちょうど1年。いろんな変化があって考え方も変わった。僕らパラ競技のアスリートはどうしても色んな所でただ居るだけでその場の見え方を整える程度でしかありませんでした。主役を差し置いて全部持っていったなって思われたい、なんて考えのプレイヤーもあまりいなかったかも」
「でも俺はずっと思ってた。俺が一番かっこいいって。マイナースポーツだろうが絶対エンターテイメントになるだろうって」
「でもやっぱ元々は頑張っても100人もお客さんが集まることなんてなかった。日本ではスタジアムのチケットが完売とか多くの人にスポーツとして注目してもらえて、選手はアスリートとして認識されてきてレベルも上がってきてる」
「正直海外の試合でお客さんが集まることは稀。だからこれからはもっとワールドワイドにtokito odaの名前を世界に刻みに行きたい」
「こんな事SNSに書くことじゃないかもしれないしお金はタブーって事になってるから批判されるかもしれない」
「でも伝えたい。時代を変えたいから。もう2年前くらい前から億稼いで車買って家建てて父ちゃん母ちゃんを支えてる。やんちゃ坊主でどうしょうもなくて病気した時はみんなどん底だった正直。でももう今はみんなで良い暮らしをできてる。チーム全員でビジネスクラスに乗って世界を転戦してこんなアスリート今は他にいないと思う」
「でも10年20年後には車いすテニスで億稼ぐのも当たり前かもしれないし俺の記録を破ってくる人もポンポン出てくるかもしれない」
「だからこそ10年20年後の当たり前をおれは今から叫び続けたい。自慢話なんかじゃない。皆に俺のブルースを聞いてほしい」
「そんな夢を持ってこれからも変わらず生きていきます」
「応援ありがとうございました」
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