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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会9日目の8日、男子シングルス4回戦が行なわれ、第16シードのM・チリッチ(クロアチア)が第2シードのA・マレー(英国)をストレートで下したほか、第3シードのR・ナダル(スペイン)、第6シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、第11シードのF・ゴンサレス(チリ)らがベスト8進出を決めた。
センターコート第2試合の登場した世界ランク17位のチリッチは、同2位のマレーを7-5, 6-2, 6-2のストレートで下し、自身初となるグランドスラム準々決勝進出を果たした。
グランドスラムでは過去4度の4回戦進出を果たしながらも、今回が初のベスト8入りとなったチリッチは「とても嬉しいよ。もちろん、自分にとって最高の結果となっているからね。過去4度のベスト16入りしていたから、今回も少し安心していた。今はそのバリケードを頭から取り除いたし、前を向いているよ。次の試合に集中するだけさ。」と喜びを語った。
この日の試合でチリッチは、マレーに7本のブレークチャンスを与えてしまったものの、そのピンチ全てを守りきると、5度のブレークに成功し昨年の準優勝者であるマレーに2時間8分で勝利を収めた。
一方、今大会の優勝候補に挙げられながらも4回戦で姿を消すこととなったマレーは「ここから良くなって帰ってこれると信じている。今週起きたことから多くを学ぶだろう。特に悪い結果のときに犯してしまったことからね。もっと強くなって帰ってくるし、来年こそはタイトルを取るいいチャンスだと思う。来年は今年より良い選手になって、それを成し遂げたいね。」とグランドスラム初戴冠への意気込みを語った。
20歳のチリッチは準々決勝で、同じく20歳のデル=ポトロと対戦する。デル=ポトロは元王者で2003年のファイナリストである、第24シードのJ・C・フェレーロ(スペイン)を6-3, 6-3, 6-3のストレートで下し、2年連続となるベスト8入りを果たしている。
今季の全仏オープンでは、R・フェデラー(スイス)を相手にフルセットの接戦を演じているデル=ポトロはこの日、22本のサービスエースを決めるなどサーブが好調で、全てのサービスゲームをキープすると、フェレーロのサービスゲームで5度のブレークに成功し2時間8分で勝利を収めた。
チリッチとの対戦に向けてデル=ポトロは「僕らはジュニアの頃からプレーしているから、お互いのことを良く知っているよ。僕が自分の武器を使って良い試合が出来れば、彼に勝てるだろう。彼はとても良い選手だし、明るい未来がある。マレーに勝ったのだから、自信に溢れているだろう。とてもタフな試合になるだろうね。」と警戒を強めた。
2007年の全豪オープンで準優勝を果たしているゴンサレスは、2008年の全豪で準優勝を果たした第7シードのJW・ツォンガ(フランス)を3-6, 6-3, 7-6 (7-3), 6-4の逆転で下し、今大会では2002年以来となるベスト8進出を果たした。
第1セット序盤でブレークを許し、そのままセットを失ったゴンサレスであったが、それ以降はツォンガにブレークを許さず第3セットをタイブレークの末に奪いリードすると、第4セットでこの試合2度目のブレークに成功、2時間41分で勝利を収めた。
ツォンガと初めて対戦したゴンサレスは「彼があんなにすごいセカンドサーブを打ってくるなんて知らなかったよ。彼がビッグサーブを持っているのは知っていたけど、セカンドサーブは知らなかった。すごく高く弾んできて、少してこずらされたね。ブレークがなかった第3セットがとても重要で、タイブレークで良いプレーが出来たよ。」と試合を振り返った。
世界ランク11位のゴンサレスは準々決勝で、同3位のナダルと対戦することとなった。昨年のベスト4が今大会での最高成績であるナダルは、第13シードのG・モンフィス(フランス)を6-7 (3-7), 6-3, 6-1, 6-3の逆転で下し、ベスト8進出を決めている。
今大会の優勝賞金は160万ドル。
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