HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、賞金総額199万5000ユーロ、クレー)は25日、シングルス準決勝が行なわれ、第4シードのD・フェレール(スペイン)が、第5シードのF・ゴンサレス(チリ)に2-6, 6-2, 7-6 (7-5)の逆転で勝利、決勝に進出した。
この日の試合でフェレールは、第1セットこそゴンサレスのフォアハンドの強打に押され、2度のブレークを許しリードされてしまったが、第2セットではゴンサレスを振り回し、最後はネットプレーを仕掛ける戦術が功を奏し序盤でゲームカウント3-0とリード、そのままセットを取り返し試合はファイナルセットに突入する。
第3セットで先にブレークに成功したのはフェレール。ゴンサレスのフォアハンドがワイドに切れ、フェレールがゲームカウント3-1とリードを奪うと、ゴンサレスは怒りを募らせラケットを放り投げた。
リードを奪ったフェレールは、第7ゲームで7度のデュースの末にサービスゲームをキープしたものの、第9ゲームでゴンサレスにラブゲームでブレークされ、勝負の行方はタイブレークに委ねられた。このでも接戦となったが、フェレールが何とか振り切りゲームセット、試合時間は2時間13分であった。
接戦を制したフェレールは「すごく神経を使わされた。緊張感溢れる試合だったね。とにかく決勝に進めた。(決勝では)最後まで戦って、どうなるか見届けてもらうよ。」と決勝への意気込みを語った。
もう一方の準決勝では、第1シードのR・ナダル(スペイン)が、第3シードのN・ダビデンコ(ロシア)に6-3, 6-2で快勝、決勝に進出すると共にクレーコートでの連勝記録を24に伸ばした。
今大会5連覇に王手をかけたナダルは「明日がどうなろうと、素晴らしいクレーシーズンの幕開けを迎えられた。キャリアで最高の瞬間を楽しんでいることを感謝しなくてはいけないね。それにとても満足している。」とコメントした。
今大会ここまで1度もサービスブレークをされていないナダルはこの日、ダビデンコに6本のブレークポイントを与えたが、風が強い中これを全てしのぐと、第1セットと第2セットでそれぞれ2度のブレークに成功、1時間46分で決勝進出を決めた。
ナダルとフェレールは過去9度の対戦があり、ナダルが6勝3敗で勝ち越している。また通算6回のクレーコートでの対戦では、5勝1敗とナダルが大きくリードしているものの、その内4試合がフルセットにもつれる接戦となっている。
今大会の優勝賞金は28万6000ユーロ。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.