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シモンがフェデラーを破る金星◇男子ツアー最終戦

男子テニスのツアー最終戦であるマスターズ・カップ(上海/中国、賞金総額445万ドル、ハード)は大会2日目の10日、予選レッド・グループのシングルス2試合が行われ、第8シードのG・シモン(フランス)が、3連覇を狙う第1シードのR・フェデラー(スイス)を4-6, 6-4, 6-3の逆転で破る、大金星を上げた。

第1セットは41分でフェデラーに先取されたシモンだったが、第2セット第10ゲームでフェデラーのサービスゲームのブレークに成功し、ファイナル・セットに持ち込むと、第6ゲームで掴んだトリプル・ブレークポイントはフェデラーに凌がれたものの、第8ゲームでブレークに成功、続く第9ゲームをしっかりとキープし、2時間7分で最終戦初勝利を上げた。

世界ランク9位で24歳のシモンは、同1位のR・ナダル(スペイン)が欠場しため、滑り込みで出場となった選手だった。フェデラーとは、過去唯一の対戦だった7月のカナダのマスターズ・シリーズでも勝利を上げていた。「彼(フェデラー)から勝利を上げるのは簡単なことじゃない。ベストのプレーをする必要があった。今日は全力を尽くしたし、前回も勝利を上げていたから最後まで冷静に試合を続けることができた。」と、試合を振り返っていた。

一方、2週間前のパリでのマスターズ・シリーズを、腰の痛みを理由に棄権していたフェデラーは、その回復状態に不安を残していた。「今日は普段ミスしないようなショットをミスしてしまった。それは練習不足と腰の状態への不安があったからだと思う。無理はしないようにしたけど、腰の状態が大丈夫だったことは敗戦の中でもはっきり分かって良かった。これからもまだ試合は続くし、徐々に良いプレーができればと思っている。」と、今後の試合へと気持ちを切り替えていた。

もう1つの試合では、第3シードのA・マレー(英国)が第5シードのA・ロディック(アメリカ)とのアンディ対決を6-4, 1-6, 6-1で制し、最終戦のデビュー戦を白星で飾った。

第1セットでは1度のブレーク・ポイントさえ与えなかったマレーだが、第2セットに入ると一気にロディックへと試合が傾いた。ファイナル・セットへともつれた試合は、第2、第4ゲームと序盤でブレークに成功し、4-0とリードしたマレーが、再び試合の主導権を握り、1時間36分で勝利を手中に収めた。

「試合を通して上手くボールを打てていたけど、第2セットはただサーブが悪くなったんだ。第2セットの序盤にブレークするチャンスがあったけど、そこを物にしていたら違った展開になっていたんじゃないかな。数ヶ月前のような足の動きにキレがなかった。次の試合では何とか修正したい。」と、今季キャリア・ベストのシーズンを送りつつも、足に疲労を感じていることも明かしていた。

ロディックは、「タフな試合だった。第1と第2セットは似たような展開だった。第1セットは彼(マレー)が良いプレーをしてブレークを許してしまった。第2セットは自分が先にブレークを奪うと、リズムが自分へ流れてきた。でも、第3セットは序盤でチャンスを生かした彼に試合をコントロールされてしまったんだ。」と、試合中にリズムが行き来する不安定な展開を語っていた。

この4人で争われるレッド・グループの上位2選手と、N・ジョコビッチ(セルビア)N・ダビデンコ(ロシア)J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)JW・ツォンガ(フランス)からなるゴールド・グループの上位2選手の4名が決勝トーナメントへと進出し、準決勝、決勝と優勝を争う。

今大会の優勝賞金は62万5000ドルで、無敗で優勝した場合は、総額134万ドルを手に入れる。

(2008年11月11日10時07分)
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