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ジョコビッチとダビデンコが初戦勝利◇男子ツアー最終戦

男子テニスのツアー最終戦であるマスターズ・カップ(上海/中国、賞金総額445万ドル、ハード)が9日に開幕、シングルス2試合が行なわれ、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が登場、第7シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を7-5, 6-3のストレートで下し、初戦を勝利で飾った。

今季の全豪オープン覇者であるジョコビッチは、第1セット第12ゲームのデル=ポトロのサーブゲームのブレークに成功しセットを先取すると、続く第2セットでは、3-3から3ゲームを連取し、1時間57分で今大会のオープニングマッチに勝利した。

ツアー最終戦で初勝利をあげたジョコビッチは、「彼(デル=ポトロ)は、重要なポイントでエラーを犯していた。だから僕はそのチャンスを賢く活かしたんだ。大切なポイントでは、今日はベストのプレーが出来た。」とコメントを残した。

敗れたデル=ポトロは、現在20歳と今大会の出場者の中で最も若く、今シーズン後半のツアーを盛り上げた選手の1人。それまではツアー決勝進出すら経験がなかったが、7月に初のATPタイトルを手に入れると、4大会連続優勝を果し、4月には81位だった世界ランクを、自己最高となる8位にまでジャンプアップさせた。

続く第2試合では、第4シードのN・ダビデンコ(ロシア)が、第6シードのJW・ツォンガ(フランス)を6-7 (6-8), 6-4, 7-6 (7-0)の逆転で下し、ラウンドロビン1勝目をあげた。

この試合でダビデンコは、第3セットで5-2とリードしつつも追いつかれ、試合はタイブレークに突入するが、そのタイブレークではダビデンコが終始、ポイントを支配した。

勝利したダビデンコは、「試合の最初から最後まで同じ感覚だった。緊張はしていない。だけど、タイブレークでのツォンガは、すでに別人のように思えた。」と、ツォンガとの経験の差を勝因に挙げた。

今大会第1シードのR・フェデラー(スイス)は、2006、2007年と連覇しており、今大会では3連覇がかかっている。また、フェデラーは2003年と2004年にも優勝しており、もし今大会で優勝すると、
P・サンプラス(アメリカ)I・レンドル(アメリカ)に並び、史上最多タイとなる5度目のツアー最終戦優勝となる。

通算13度のグランドスラム優勝を誇り、今季は4つのタイトルを含む65勝を上げているフェデラーだが、2003年以来の2ケタ敗戦となる13敗を喫している。また、4大会でのタイトル獲得は、ツアー3勝で終わった2002年以来のタイトルの少なさだ。

今季のフェデラーは、年初に単核症を患い、体調の不安があっただけではなく、R・ナダル(スペイン)が大車輪の活躍を見せたため、かつての様な存在感が影をひそめていた。

今季のフェデラーとナダルの対戦成績は、全仏オープンとウィンブルドンの決勝を含む、ナダルの4戦全勝と圧倒的で、ナダルは今季8大会でタイトルを獲得し、237週ぶりにフェデラーを世界ランク1位の座から引き摺り下ろした。

すでに今季を世界ランク1位で終えることが確定しているナダルは、今大会を右ひざの怪我を理由に棄権している。

今大会ではフェデラーは、レッドグループに組み分けされており、A・ロディック(アメリカ)A・マレー(英国)G・シモン(フランス)とラウンドロビンで対戦する。この3人はそれぞれ、今季のフェデラーから勝ち星を挙げている。

今大会の優勝賞金は62万5000ドルで、無敗で優勝した場合は、総額134万ドルを手に入れる。

(2008年11月10日10時16分)
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