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女子テニスツアーのポルシェ・テニス・グランプリ（シュトゥットガルト/ドイツ、賞金総額６５万ドル、ハード）は３０日、シングルス１回戦７試合が行われ、第６シードのＶ・ウィリアムズ（アメリカ）が、主催者推薦で出場のＡ・グローネフェルド（ドイツ）を6-1, 6-2とわずか６８分で退け、危なげなく２回戦へ駒を進めた。

今季最後のグランドスラムであるＵＳオープンの準々決勝で、妹のセリーナに敗れて以来の試合となったヴィーナスは、自身のサービス・ゲームでは１度もブレーク・ポイントを握られること無く、わずか６８分でグローネフェルドを一蹴した。第１サーブでは３６本中２４本でポイントを獲得し、第２サーブでも１９本中１３本でポイントを奪うなど、実力の差を見せつけた。自身３８個目のタイトル獲得へ向けて、予選勝者のＫ・ボンダレンコ（ウクライナ）と２回戦を戦う。ボンダレンコはＦ・ペネッタ（イタリア）を4-6, 6-2, 6-1の逆転で下しての勝ち上がり。

この日の試合に登場した他のシード選手は、第８シードのＡ・ラドワンスカ（ポーランド）のみで、予選を勝ち上がったＳ・ザラボバ（チェコ共和国）を6-3, 6-2のストレートで倒し、順当に２回戦へ進んだ。２回戦ではＡ・サバイ（ハンガリー）を7-5, 6-3で敗ったＶ・アザレンカ（ベラルーシ）と顔を合わせる。

その他の試合では、Ｎ・ペトロワ（ロシア）がＢ・ザーロバ・ストリツォバ（チェコ共和国）を6-2, 6-2で、予選勝者のＴ・ピロンコバ（ブルガリア）がＡ・コルネ（フランス）を6-2, 6-1で、Ｍ・バルトリ（フランス）がＤ・チブルコワ（スロバキア）を6-3, 6-1と、いずれもストレートで下して初戦突破を決めた。ペトロワは第５シードのＳ・クズネツォワ（ロシア）とＰ・シュニーダー（スイス）の勝者と、ピロンコバは第３シードのＤ・サフィーナ（ロシア）と、バルトリは第７シードのＶ・ズヴォナレーワ（ロシア）とＤ・ハンチュコバ（スロバキア）の勝者と、２回戦で対戦する。

今大会の優勝賞金は１０万ドル。