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女子テニスツアーのコモンウェルス・バンク・テニス・クラシック(インドネシア/バリ、賞金総額22万5000ドル、ハード)は12日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)が、ノーシードのY・チャン(台湾)を7-6 (7-4), 4-6, 6-2で下し、準決勝に進出した。
試合序盤で4-0とリードしたハンチュコバだったが、そこからチャンが巻き返し、第1セットはタイブレークに突入する。結局、ハンチュコバがタイブレークを制し、セット先取に成功したが、19歳のチャンは自身にあふれるプレーを展開し、世界11位のハンチュコバから、第2セットを取り返し、ハンチュコバは何とかフルセットで勝利した。
試合後の会見でハンチュコバは、「怪我から立ち直った後、準決勝に進むことが出来て興奮している。今日の試合には満足している。彼女(チャン)は、信じられないような良いプレーをしていて、全てのショットに暗いついていた。」とコメント。今季の全豪オープンでベスト4に進出していたハンチュコバは、右足の疲労骨折で今季2ヶ月を棒に振っていた。
25歳のハンチュコバは、この試合で9本あった全てのブレークチャンスを活かし、2時間37分で勝利収めたが、チャンに17本のブレークチャンスを与え、そのうち8度のサービスブレークをチャンにされていた。
昨年の今大会で準優勝しているハンチュコバは、2年連続となる決勝進出をかけて、ノーシードのT・パスゼック(オーストリア)と準決勝で対戦する。パスゼックは、第3シードのF・ペネッタ(イタリア)から4-6, 6-0, 6-2の逆転勝利を収め、ベスト4入りを果たした。17歳のパスゼックは、2回戦でも第7シードのS・エラーニ(イタリア)を破る活躍を見せている。
ボトムハーフでは、第2シードのP・シュニーダー(スイス)と、第4シードのN・ペトロワ(ロシア)が、それぞれ準決勝に進出し、決勝進出を懸けキャリア通算12度目の対戦を行うことが決った。
29歳のシュニーダーは、M・ドマホウスカ(ポーランド)を6-2, 6-2と、わずか51分で下し、2005年以来のツアー優勝に一歩前進した。「今日のスタートは本当に良かった。ミスもなく、サーブも良かったし、試合中に動きも良くなっていった。彼女は私のプレースタイルを得意としていないと思う。私のボールの高さとスピードに、彼女は合わせなければならなかった。それが大きかった。」
シンシナティの大会で今季初優勝を飾っている、26歳のペトロワは、第5シードのF・スキアボーネ(イタリア)を6-4, 6-3で下し、ベスト4入りしている。「今日は試合の序盤で、彼女に4-1とリードされてしまった。しかし、そこから自分を引き締めて、全てのポイントでファイトするようになった。第1セットを先取した後は、少し試合の流れが変わったの感じた。自分のサービスゲームで自信を持てたし、結果的には、自分のパフォーマンスに満足している。」
シュニーダーとペトロワの対戦成績は、6勝5敗でシュニーダーがリードしている。
今大会の優勝賞金は3万5000ドル。
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